「Pツインループ花満開」をクラシックモードで打ってて、演出ないのなんて耐えられるわけない……と思いきや意外と楽しんで打てまして、やれド派手な演出やら3Dやら、ガッシャンガッシャンした役モノなんていらないんじゃないかと思った次第です。
 
 花満開ってのはそんだけ完成度が高かったってのがわかりますね。
 
 谷村先生もよくおっしゃっていますが、花満開ってのは現金機からCR機に移行する際、CRを根付かせるためにとんでもなく甘かった、ぱちんこの歴史を語る上では外せない名機。
 
 歴史を紐解いてみると、なかば強引に行政が取り決めたCR、「カードリーダー」を導入するために現金機、ダービー物語なんかが発端になって問題視され、続々と撤去。
 
 結果、爆裂するCR機にファンが集まったまではいいものの、それによる依存症問題や不正カードの使用と、ぱちんこが抱える問題は大きく広がり、花満開等の旧爆裂CR機の強制撤去を決めた行政。
 そのレッテルが「社会的不適合機」ってんだからおかしな話ですな。
 業界は、行政の言う通りにした結果、社会的に不適合だなんて言われちゃうんですもの、勝手だなって。
 
 まあ次郎はその時代に打ってないので、色々とぱちんこの歴史を調べた結果の感想ではあるんですが、そんなに間違ってないですよね?
 間違ってたらごめんなさいです。
 
 
 なんて思いを馳せながら現代に甦った花満、ツインループを打ってたわけですが。
 射幸性という部分が論点だったり、規制、規制による強制撤去っていうのは、今も似たような状況なんじゃないかなと。
 5回リミッター時代、どんな台も同じようなスペックの中、楽しんでいたぱちんこの先輩方からすれば、今なんてよっぽど幸せな時代と言えるんでしょうな。
 
 少し前の冬ソナ、そしてこの花満といい、年末のエヴァといい、リメイク代がヒットするようになってくると、どのメーカーもぱちんこの作り方が変わってくるかもしれませぬ。
 お金をかけ、時間をかけ、様々な思考を凝らしてぱちんこを作ったところで、結局ファンが支持するのはシンプルだった、なんてのは皮肉なもんですわ。
 
 アツいと思う気持ちは瞬間でいい、瞬間だからこそ力が入る……そんな原点を花満から教わったような気がします。
 
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・京楽「ぱちんこAKB48 ワン・ツー・スリー!! フェスティバル」
 
 ライトミドルの1種2種、高継続にハイスピードと、原点に戻ったAKBが登場。
 これも結局原点に還ったってことなんですが、次郎はこれでいいんだと思います。
 
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。