今回はぱちんこの演出について語ってみたいと思います。

 とにかく最近の台を打ってて、ワケが分からない……そんな感想を持つ方も多いでしょうし、実際次郎もそうです。
 これだけぱちんこを好きなヘビーユーザーの次郎がワケが分からないと思うんですから、ライトユーザーの方なんて頭に「?」が10個くらい浮かんでるんじゃないでしょうかね。

 なぜワケが分からない演出、なんてことになるのか。
 これはもう簡単なことだと思うんですよ。

 「想像ができないから」であります。

 とにかく想像させるってのは大事なことだと思います。
 小説にしたって、読んでいてその情景が浮かぶような文章が並んでいるような作品は名作だと思いますし、映画やドラマだって想像しやすいほどのリアリティがあるほうが面白いでしょう。
 小さい頃は遠足があると言われれば楽しみで眠れなかったですよね
 今でも、好きな人とデートする、恋人と旅行するなんて予定があれば、その日のことしか考えられなくなりますよね。
 こういうのも想像することのひとつですし、想像という脳の働きってのは、ワクワクやドキドキ、楽しいと思うことに直結する大切なものだと思うわけです。


 脱線しましたし、ちと大げさになりましたが、ぱちんこにおける想像させる演出ってのがおざなりになってきている気がします。
 最近の機種は変に懲りすぎ、賑やかしにこだわろうとしすぎているからってのもあるかもしれませんね。ただやりすぎると、ワケが分からないということになってしまう。

 変動して唐突にボタンが出てきて、押したらプシュンと消える。いったい何を想像して押せば良かったのか分からない。

 ミッション系の演出になり、成功したのにノーマルリーチだけで終わる。想像通りになったのに結果が伴っていない。

 スーパーリーチ中のチャンスアップ要素が多すぎて、何が出ればいいのかわからない。

 ……挙げればキリがありませんねぇ。
 作り手ならわかる、もしくは打ち込めば見えてくる演出なのかもしれませんが、こうも想像できない演出が多いと、打ち込む気にはならんわけですよね。


 海シリーズでリーチがかかったとき。誰もが魚群が出ることを想像すると思います。
 スーパーリーチ中、柄のカットインが出ることや、当落ではチャンスボタンが出ることを想像すると思います。

 こういった想像が思い通りの方向にパシっとハマったとき、ぱちんこファンとしては喜びを得るわけであります。

 まあ今の台は複雑化していますから、そうしなければいけないってのはひとつの流れなのかもしれませんが、ちと考えて欲しいなと思う部分でございやす。


 というわけで今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。