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【業界人・覆面次郎】「初めて」は凄い? 2018/8/8(水)

2018/08/08 13:30 投稿

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 常に新しい何かっていうのを探し求めているのがこの業界。
 新しい演出、新しいスペック、新しい筐体、新しい役モノなどなど……
 アイデアひとつでヒット作が生まれるっていうのは、ぱちんこ業界に限ったことではありませんけどね。
 
 先日、読者の方に「擬似連はよく考えたら凄いアイデアだ」というような内容のご投稿をいただきまして、たしかにそうだなと。
 次郎の記憶がたしかなら、保留先読みが規制で禁止になった際、1つの変動内で先読みのように複数回転数を行っているように見せたのが擬似連の始まりだったと記憶しとります。
 何の機種だったかが曖昧なのですが……誰か教えてください。
 とにかく、そこで擬似連って言葉と、今では搭載していない機種のほうが珍しい擬似連演出が生まれたわけで。
 
 しかし、次郎がポイントだと思うのは、“初めて擬似連を搭載した機種を思い出せない”ってとこかなと。
 つまり、当時そこまでインパクトのある、画期的な演出だったというわけではないってことだと思うんですよね。たぶん。
 
 だからこそすごいのは、その擬似連をメジャーにした京楽だったり、高速擬似連なんて昇華させた009とかだったりするのかなと。
 
 
 よく言われるのが、突然確変をはじめにやったのは「CR木枯らし紋次郎」ですが、メジャーにしたのは「CR新世紀エヴァンゲリオン」。
 また、1種2種混合タイプも、一番最初と言われると……申し訳ない、次郎勉強不足でよくわからないのですが、「CRアラジンディスティニー」とかでひっそりやっていたものを、「CR牙狼」がメジャーにし、「CRぱちんこAKB48」でさらに広がり、いまや「CR戦姫絶唱シンフォギア」が天下を獲るまでになったことは知っていますよ。
 
 初めて取り入れたことはもちろん凄いんですが、それをうまく昇華させた、より進化させたものが大きな評価を受けるパターンがよく見られる業界かなと改めて思ったワケです。
 
 
 んで何が言いたいかというと、今は規則改正の境目にあって、今後出てくる設定搭載機種は初めて尽くし。きっとどこかのメーカーが作ったスペックや設定判別演出が“初めて”となり、それを参考に発展させた台がヒットを生んだり。
 最大ラウンドが10ラウンドまでになったり、出玉速度が規制されたりといった厳しい部分もありますが、先読みが規制された頃のように、また新しいそれを乗り越えられるようなアイデアが出て、それを進化させた台が話題になったり。
 
 そうやって歴史が作られていくんだなと思うと、これから先、色んなワクワクが待っていることでしょう。
 いったいどんなスペックが生まれ、どんな演出で我々を楽しませてくれるのか、まずは「初めて」を作ったものについて注目していきたいところですな。
 
 
 というわけで今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。

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