どんな新台も触っていこうという方向性じゃ、お財布が悲鳴を上げますね。とくにパチンコのミドルタイプは、初当たりが重いわりに65%の壁が高すぎる……
それならと、ライトミドルの「CRF.戦姫絶唱シンフォギア」が稼働するのも当然の流れなのかもしれません。
新台の中で、「CR遊技性ミリオンアーサー」を打ったんですが、いやー当たりませぬ。1000回転くらいはハマってますね。
台をつまらない面白いと判断する上で、パチンコなら連チャンしないと、スロットならARTを多少なりともプレイしないと判断してはいけないと思っているんですけども、ミリオンアーサー……手ごわいっす。
こんだけ回して、アツそうな演出一切なし。ロングリーチと、弱そうなSPリーチしか見ていないです。
つまりは、それだけアツい演出が出れば信頼度が高く設定されている……と思うのですが、おそらくミズホ、ユニバ系列のパチンコはそういう特徴を持って作られているのかなって感じます。
「CRダーカーザンブラック」を打ってても思ったんですが、緑保留でも当たる、弱そうなリーチでも当たる。それを良しとしている開発方針なのでしょう。
それってたしかによくネットなんかで言われている意見だったりもしますけど、実際にそう作ってしまうと、本当に何も起こらない台になってしまいます。
ちょこちょこ、「おっ」と思う演出が入ってこないと、今の遊技者は離れてしまうでしょう。なにせ、1台への平均投資額は4000円と言われている時代。ちょこっと打って手ごたえがなければ、「なんだ、つまらん」「当たる気がしない」と、やめてしまうわけですな。
とはいえ、次郎はダーカーザンブラックが好きだったりします。でもそれって、大当たり確率が1/150くらいだから耐えられるわけですよ。緑保留の信頼度が高くても、それなりに出てくれる出現率があるからこそ面白いと感じる。
ミリオンアーサーは1/319のミドル。もちろん爆発したときの出玉力は、2400発+αをガッツリ取れるため、トップクラスと言っていいんですけども、勝負の舞台に立てるまでの演出の出現率が低すぎて、打っているのをしんどいと感じてしまうんですな。
藤商事なんかは、最近のリングや地獄少女を代表するように、大当たりまでのルートを多く持つことで、「なんかわからんけど色々起こるな」と感じさせることに成功してる印象。
SANKYOのZガンダムは、ちょこちょこ出る赤系の演出で、「もしかしたら」と思わせる間持ちをやっている印象。
このように、各メーカー色々と工夫を凝らしながら、「なんとなく当たりそうだから、もう1000円入れてみるか」と思わせる演出を出しているわけですな。
この、追加投資をさせる工夫ってのに注目しながら打つと、各メーカーがどんな工夫を持って台を作っているのかってのが見えてきて、また面白かったりします。
当たりってのは遠いもんです。
それを、どれだけ近く見せられるか、それがうまいこといってなければ、65%という枷がある以上、ミドルタイプは厳しい時代になるかもしれませんな。
だからこそ、ライトミドルで演出バランスをしっかり調整したシンフォギアは覇権を握ったわけで、あれがミドルタイプだったら……はたして覇権を握れていたかどうか、怪しいもんだと思いません?
では今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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