11月も終わりになります。11月末といえば、ひとつの区切りが近づいています。
 スロットの旧基準撤去です。
 とくに今ホールで人気の「SLOT魔法少女まどか☆マギカ」や「SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆」「SLOTアナザーゴッド ハーデス」といった台の撤去期限が11月までと言われています。
 
 大手チェーンなんかは、急ピッチで減台しているのにお気づきの方も多いかと。
 
 そしてもうひとつ迫ってきているのが、先に挙げた機種を含めたスロット旧基準機の設置をホール内の30%以内にしなければならない、という規制です。
 
 これについては、30%以内にできなかったホールに営業停止処分などの重大なペナルティが課せられることになっているようです。
 
 この期限に迫られた一部のホールのとった対策が話題になっています。
 
 30%以内に減台する……のではなく、逆に新基準を増やす、という方法です。
 お店の総設置台数を増やす、つまり分母を増やすことで、30%以内を実現しよう、というもの。
 
 中古市場で安く叩き売られている新基準機を買い、店内をちょこっと改装してそこにどどんと増台する。
 もちろん安い台=人気もない台なので、新規に出来た一角にもかかわらず誰も座らないという現象が起こってはいるものの、こういった方法でこの規制をクリアするホールが。
 
 うーん、天才か。
 
 中には、「立ちスロ」という新しいジャンルを(無理やり)作り上げたホールもあるようで、立ってスロットを打ってもらうことで、さらにスペースを節約できる、と。
 
 その発想力、すんばらしいです。
 
 別にお客さんが打たなくても、お店に設置さえしてあればいいわけですからね。
 安い台をバッと買って、ギリギリでもなんでも打てる環境でお店の中に置いときゃいいわけですよね。
 
 いやいや、待て待て待て。
 なんかもう、本末転倒すぎてよくわからない……
 
 こんな抜け道を作られる規制っていいんでしょうかね……いささか疑問であります。
 
 
 パチンコのほうは今のところこういった撤去の話題はありませんが、年明けの新規則スペック対応が近づいてきています。
 最大10ラウンド1500発、1時間6000発程度が限度という出玉スピード以外にも、厳しい規制をかけられるパチンコのスペック。
 まだその新スペックの機種にはノータッチというメーカーすらある中ですから、新スペックのパチンコはメーカーも販売を嫌がり、先延ばしになりそうな雰囲気すらあります。
 
 良いか悪いかは置いといて、ホールもこの逆境を逆転の発想を持って乗り切っているわけですから、メーカーもなんとかこの逆境を乗り越えて欲しいところですな。
 
 
 というわけで今週はこの辺で。
 それではまた来週お会いしましょう。