「CRぱちんこ必殺仕事人V 豪剣バージョン」「CR桃剣斬鬼」「CRレディー・ガガ」と小当たりラッシュを搭載した新台が続きますが、一風変わった小当たりラッシュの機種も登場します。
上で紹介した機種は、主に特別な大当たりを引くと小当たりラッシュに入るタイプですね。「CRぱちんこGANTZ」でもはやお馴染みでしょう。
他にもこんな……とご紹介する前に、小当たりラッシュの仕組みから。
小当たりラッシュって、右打ちの盤面が特別な機構になっているものばかりですよね。これは、ああいった機構でないと実現できないからです。
お気づきの方も多いでしょうが、小当たり時に開いているのはアタッカーではありません。大きさ的にアタッカーに見えるかもしれませんが、あれの正体は「電チュー」なんですよね。
また、小当たりラッシュを実現するには、「高確低ベース」という状態でなければいけません。これは規則によって定められています。
高確率状態で、ベースが低い……わかりやすく言うと、「潜伏確変」と同じ状態です。
低ベースですから、電サポが働いていない状態です。そのため、右打ちしたらたとえ低確低ベース状態…つまり通常時でも、勝手に回るようにしないといけないわけです。
どの台も、通常時に右打ちしたら電チューは回りますよね、なかなか止まりませんが。
この止まらないっていうのが、普段から右打ちで回させないための対策になっています。
説明が長くなりましたが、次郎が何を言いたいかって、「高確低ベース」という状態がカギを握っているということです。
さて、新台では、まず「ぱちんこCRぷよぷよ」がSammyから登場するのですが、これが小当たりラッシュ搭載機になっています。
こちらはライトミドルで、大当たりの出玉はすべて2R。あくまで玉を増やすのは小当たりという、完全に小当たりに特化した台ですね。当然、スピードはかなりのものになるでしょうから、ライトミドルタイプとは言え、その出方は気になるところです。
また、京楽からは今年中に3000発出玉を謳う機種が登場しそうですね。
以前、「CRアナザーゴッドハーデス アドベント」がオーバー入賞させるというやり方で3000発搭載しましたが、残念ながら検定取り消しになってしまいました。
ではどうやって実現するかというと、これも小当たりラッシュでしょう。
特定の大当たりを引くことにより、高確低ベース状態へ移行、そこでの変動をヘソ・電チュー同時変動にし、変動時間を長くすることで実現できそうだと以前開発者の方に聞きましたし、そういった台も検討中だと言っていましたね。
京楽がどのような形で実現してくるかが気になるところですが、一撃の出玉が3000発。ある種、小当たりラッシュの集大成と言えるかもしれません。
この変動時間を利用すれば、さらに小当たりラッシュのゲーム性は広がりそうなんですが……まあ以前、ガッツリ変動時間のゲーム性に寄らせた「CR牙狼 桃源の笛」が市民権を得なかったことを考えると、一撃3000発くらいのわかりやすさがちょうどいいのかもしれませんね。
というわけで今週はこの辺で。
それではまた来週お会いしましょう。
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