ぱちんこは65%の継続率規制が、
スロットは純増2枚の規制が厳しい。
 そんなぬるいことを言っていられるのも今のうちだけかもしれませぬ。

 新規制のウワサ話からすると、まずぱちんこは設定が取り入れられるというウワサ。
 これは面白くなりそうだからいいですね。設定判別要素とかもあったりして。

 しかし、最大出玉1500発という規制が入るなんて話が。
 ようは最大ラウンドが10ラウンドになるって話です。
 さらに言えば、短時間での出玉スピードにも規制が入り、1時間あたり6000発程度に収めなければいけない、なんて話も。

 確定事項ではありません。あくまでウワサ話ですよ。


 スロットのほうは、3000枚リミットに加えて押し順ナビの規制。これで完全にARTタイプを封殺しようって寸法です。
 ならノーマルタイプなら生き残れるかというと、メイン基板の規制もあって複雑なリール制御ができなくなったり。
 さらには、機械割の最大値が105%なんてウワサも。

 これまで規制からは逃れることができていた海シリーズや、ジャグラーシリーズすら突破できない規制が、来年から施行されるという話で持ちきりです。
 今年中に出た台が、来年しばらくはお宝台の扱いになりそうですね。

 しかし、そんな新台を導入するホールにも、旧基準機の年内強制撤去というノルマが降りかかってきています。


 ここで、中小ホールと大手ホールを見比べてみましょう。

 大手ホールは新台を中心に、徐々に旧基準機を撤去しているところが多いのではないでしょうか。
 それに対して、中小ホールは旧基準がいまだに店の3分の1から半分程度を占めているところも多かったりします。バラエティー中心のホールなんかもいまだにけっこうありますからね。
 さらに言えば、旧基準機を増台しているホールなんかもあったりします。

 こういった対応の遅れている中小ホールは、残念ながら生き残っていくことができない可能性が高いです。一斉入れ替えせざるを得ませんからね。
 ホールの数は大きく減るでしょう。
 さらに、中古業者も大量の旧基準機という100%売れない在庫を抱えることになりますね。

 また、一部のメーカーも厳しいんじゃないかと思われます。
 メーカー自体が潰れるようなことはないと思いますが、この業界から撤退する、そんなウワサが立っているところはいくつかありますね。


 こういった話を受けて気をつけなければいけないのは、ホールに貯玉しているユーザーです。
 マイホールがいつなくなるかわからない、そんな覚悟は必要です。
 当然ホールにとっても、ユーザーに貯玉をおろされるのは大きな打撃となります。
 大手ともなれば、貯玉だけで数千万円クラスの金額を抱えている店舗もあるくらいですから、ホール側もそういった雰囲気はできるだけ出さないようにしていることでしょう。
 貯玉補償基金では現金の補償まではしてくれませんから、よほど大量に貯玉しているユーザーは気をつけなければいけませんね。


 警察からの情報も業界に広まり、色々なところが混乱に陥っているのが今の業界ってところでしょうか。
 しかしながらよくよく考えると、厳選された体力のある優良ホールと、厳選された面白い台を作るメーカーが残るわけで、我々ユーザーにはありがたいのかもしれませんが、ぱちんこ・スロットが三度のメシよりも大好きな次郎にとっては、寂しい気持ちも多いですね。


 というわけで今週はこの辺で。
 それではまた来週お会いしましょう。