書かれている通り、よく検定を通ったなという甘いスペックに見えます。
その前の「CRぱちんこテラフォーマーズ」も同じく甘いスペックだったのですが、稼働はそこまで伸びなかったのが個人的には残念です。
なぜ次郎がここまで京楽を推すのかというと、遊技者のことを第一に考えているんだなという京楽の意気込みが伝わってくるからですね。
打ち手は、甘ければ甘いほど打ちたいと思いますし、それだけ打つ人が増えれば、自然とホールで爆発台を見る機会も増えるわけです。
そして「あの台は爆発する!」という口コミが拡がり、さらに稼働が伸びる。
この相乗効果で大ヒット台が生まれます。初代の牙狼なんかはその最たる例ですね。
では、許される限りギリギリの甘いスペックを出せばいいじゃん!
そう思うかもしれませんが、そこには大きなリスクを伴います。
先に述べた、検定試験がまずひとつ。
長い実射試験の中で、定められた出玉の5倍を超えてしまうと、重いペナルティがメーカーに課せられます。具体的にはどんなペナルティかというと、1ヶ月販売が出来ない、とかそういった類いの重いペナルティです。
スペックが甘かったり、出玉スピードが速かったりすると、この数字を超えてしまう可能性も上がるため、確変中の演出や、大当たりをランクアップボーナスにするなどして、“時間を稼ぐ”という処置をとっているわけですね。
そしてもうひとつのリスクが、ホールにイヤな顔をされる、という点。
仮に演出がつまらなく、人があまり座らないのに、たまに座った人が爆発する、なんてことになれば、その台での利益が確保できません。
海や牙狼など、導入前から(ほぼ)稼働が約束されているような機種であれば良いのですが、シリーズ物ではない、新規機種なんかだと、ホールもなかなか首を縦に振ってくれないんですよね。
これらリスクを負いたくないため、スペック面で守りに入っているメーカーが非常に増えてきている中、京楽は攻めている、というのが非常に好感の持てる点です。
次郎が聞いたところによると、ここ最近の京楽がリリースしたテラフォーマーズ、GANTZ、そして水戸黄門IIIと、かなり検定を落ちていると聞いています。
試験は1回150~200万円程度の費用がかかるため、それだけでもバカにならない額です。
それを何度もトライし、昨年稼働に伸び悩んだため、ホールにイヤな顔をされるのもわかっていながら、「ここが勝負どころ」と言わんばかりの台をリリースしてくる。
遊技者としては大変嬉しいところですよね。
がしかし、我々遊技者も、そう甘くはないです。
スペックが甘くても、面白くなければ、爆発の匂いを感じなければ、打たない。
今後、京楽の台がどんな稼働を辿っていくのか、非常に楽しみな次郎なのであります。
というわけで、今週はこの辺で。
また来週お会いしましょう。
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