- △同歩:▲2三銀△1一玉▲1二歩△2一玉▲3二銀左成まで。
- △3二金:▲同銀成△同玉▲3三銀△4一玉▲4二金まで。
- △1二金:▲2三歩成△同金▲同金△同玉▲3四金△1二玉▲2三銀△1一玉▲1二歩△2一玉▲3二銀左成まで。
矢倉91手組で後手は受け切れるか Vol.3
前回の第8図からは、▲3三龍とされるのが後手にとって厳しい一着。△同玉▲3四金△2二玉と完全に押し戻されてしまいます(第9図)。
【第9図は△2二玉まで】
そこで先手がさらに▲3三銀と王手をするとどうでしょう。以下△1二玉▲3二銀左成までは一直線ですが……(第10図)。
【第10図は▲3二銀左成まで】
これ、危なそうに見えて△1一角と打てばなかなか詰まない形です。
というわけで先手はこの局面、銀を温存したほうがよさそう。代えて▲2四歩と打つのが頓死を狙う一手(第11図)。後手の応手はいろいろありますが……。
【第11図は▲2四歩まで】
他、△3一桂(△1一桂)と打つのは▲3三銀で、以下△1二玉▲3二銀左成△2一香が最善の進行ですが……(第12図)。
【第12図は△2一香まで】
これは▲同成銀と強く取られ、△同玉▲2三歩成△同桂▲同金となってはもはや適当な受けがありません。
どうにも先手の攻めをほどく手段がないように思えますが……? 次回に続きます。
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コメント
コメントを書く(著者)
コメントありがとうございます。
▲3二銀左不成だと△7九角と打ち、▲同玉や▲同金は3筋に飛車を打って金を抜くことができます。
そのあと▲2一角は打ち歩詰めで詰みません。
なので角を取らずに▲9八玉としますがそこで△3一桂▲2四歩△同角成とかで、ギリギリしのいでいる感じです。
(著者)
この順はまた精査して後日まとめたいと思います。ありがとうございました。
(ID:6892659)
返信ありがとうございます。
△7九角ですか。受けることばかり考えていて思いつきませんでした。
単なる思い付きで失礼しました。
小説の方も応援しています。頑張ってください。