「何か読んだ方が良い本はありますか?」
という話をいただきますので、本日は本の紹介。
私の方で、個人が資産運用を始める前に読んだ方が良いと思う本を3冊ご紹介します。
1)投資戦略の発想法(木村剛)
こちらは、資産運用を始めようと思う方に1冊で網羅的にすべての考え方が書かれている良書です。
著者本人は日本新興銀行がらみで問題がありましたが、だからと言って本に書いている内容まで否定されるものではもちろんありません。
資産運用よりも、まずは家計を見直したり、自分の仕事についてきちんと考えたりする方が大事と、資産運用に取り組む前にやらなければいけない作業についてもきちんと整理されています。
私も普段、資産運用の相談を受けますが、こうした資産運用の取り組み以前の行動がきちんとできない人には、資産運用そのものもお勧めするものではありません。
やはり普段の行動と、活動がきちんとできる人が、投資の世界でも自立と規律を守って上手に運用できるものです
2)お金に愛される生き方(邱永漢)
邱永漢は私の好きな作家のひとりです。
書いている内容についてきちんと実践をして、実業家としても成功した方ですので内容についてもとても実践的。
お金だけではなく人生の哲学についてもきちんと学べます。
私が人を判断する材料の一つにも
「邱永漢の本に書いている内容をきちんと実践している人か?」
というものがあります。
つまり、お金だけ持っていれば良いという人は、人から信用されず、人から信用されなければ、やはりそれはダメだという事ですね。
類書として「お金の原則」も良い本です。
こちらはこれからお金を貯めて、資産運用をしたいという人向け。
3)お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015(橘玲)
橘玲の本もたくさん種類がありますが、資産運用に関わるオーソドックスな本はこちらです。
1)で紹介した木村剛の本にもつながりますが、資産運用のことを考えるのには、資産運用のことだけ考えているのではだめで、
仕事
生活
税制
などあらゆる方面で、多面的に人生設計を検討していかないと上手く行かないということがわかります。
そういうあらゆることを考えるのは面倒だという人は外部にアウトソースして考えさせるなどしないとやっぱり上手く行かないと思います。
これら3冊の本を読んで、書いてあることを少しづつ実践するだけでも資産運用で失敗しない生活を送れるようになるはずです。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
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