しかし、ドラギ総裁の会見で今後のマイナス金利の拡大について後ろ向きの発言が出たことで株価は急落、ユーロがドルに対して急上昇した。
今回のECBの追加緩和の織り込みには1週間程度かかると考えているが、今回のドラギ総裁の発言で緩和の打ち止めが意識されれば、ユーロの上昇、欧州株安が続くことで世界的な株価の調整が進む可能性も頭に入れておきたい。
前回は自社株買いが入っている銘柄の売買タイミングについて記載した。
・自社株買いによるイレギュラーな買いに対しての空売り
・自社株買いが入る前に仕込んでいる玉の利食い
上記の理由で自社株買いが入ったのを見て上値を買いつくのは厳禁。
下値で買いを仕込んで自社株買いが入った際に利益を確定するためには自社株買いのパターンを把握することが必要になる。
自社株買いトレードのポイントは「株数」、「頻度(タイミング)」、「需給」が大切。
株数は定期的に同じ株数が出てくることが多い。ソフトバンクでは3万株か5万株。
タイミングは自社株買いの玉が売られた後、次の買いが出てくるまでの時間。
自社株買いの指値が売られる前に新たに出てくることもあるし、しばらく売られなければ指値を変更し上値を買い上げるパターンも存在する。
需給は買い方、売り方がどのくらいのポジションを保有しているかを出来高や板の動きなどから想定しておく。株価が停滞していると同じ価格帯でポジション を取っている人が多くなるため、自社株買いの玉が板に出てもポジションの解消で板が売られてしまうため、需給に注意する。
基本は買いの場合は自社株買いが出てきた後に利益確定、売りの場合は自社株買いの買い板が売られ、下にブレイクしても再度自社株買いが出てくる前に買い戻しを入れたい。
(Bコミ)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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