市場はようやく落ち着きを取り戻してきた。
 先週までは日経平均が500~600円動く日が続き10~200円の動きでは物足りない動きだった。


 為替もクロス円を中心に大きな下落を続けていた。

 ドル円は高値の125.86から比べれば15円以上下落している。それでもまだ110~115のレンジを継続している。

 一方でユーロ円はリーマンショック後の安値94~149.80付近の50%もどしの121.80付近まで下落した。

 またポンド円は同じく116.80~195.80の50%もどしの156.30付近を一時下抜けした。


 ドル円に比べクロス円の下落が著しいことがわかり、まだドル高円安だが、円も他の通貨に対しては上昇傾向にある。


 G20を前に各国首脳から通貨安政策に対する牽制が続いているが、週末のG20を受けてドル円が110円を維持できるかがポイントとなろう。


(YEN蔵)


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