売買手法 ～スキャルピング その４ 練習（損切りのコントロール）～

スキャルピングは銘柄選別と練習の積み重ねで勝率が大きく変わる。


　スキャルピングは細かい利益を積み上げる手法なので１回でも大きな損失を負ってしまうとリカバリーが難しい。
　最初は損のコントロールを身に付けることを第一に損切りを徹底して欲しい。


　売りか買いかどちらから入ってもよいが、どちらか一方で練習を繰り返して欲しい。

　売りは短い時間で大きく利益を取ることができるが、練習にはエントリータイミングが多い買いのほうが適していると思う。


　一般的に儲かる板は逆板（買の場合、売りが厚く買いが薄い板）と言われるが、スキャルピングの練習には買い板が厚く、売り板が薄い銘柄が適している。

　これは買いが厚い板は損切りラインにあたりが付けやすく、数ティックで損切りできるため、損失をコントロールしやすいからである。


　エントリー時は損切りのポイントを必ず定め、定めた位置での損切りを徹底する。

　練習開始時は損切りができずに設定した水準を通過してしまうこともあるが、機械的な売却を徹底する。


　損切りを繰り返しているうちにインしてはいけない板、下値が売られるタイミングや雰囲気が少しずつ身につき、損切りのコントロールができるようになってくる。


（Ｂコミ）


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