今週(10月19日~23日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で533円50銭、率にして2.9%上昇しました。


 中国景気に対する過度な悲観論が後退したこと、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加緩和を示唆したこと、外為市場で再び円安が進行したこと、発表が進みつつある国内企業の15年度中間決算が堅調であることなど、投資環境が好転しつつあることを反映した格好です。


 来週は、中間決算発表がさらに集中するほか、米国の連邦公開市場委員会(FOMC)が27~28日に開催されます。
 また、米国の15年7~9月期のGDP(速報値)が29日に発表されるほか、日銀の金融政策決定会合が30日に開催されます。


 重要な会議、経済指標の発表が目白押しとなるなか、様子見ムードが広がると予想します。


(水島寒月)


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