今週(8月3~7日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で139円32銭、率にして0.68%上昇しました。

 米国株式が続落したものの、8月4日のロックハート・アトランタ連銀総裁が利上げの時期が迫っているとの認識を示したため、為替市場で円安ドル高が進行。
 自動車など輸出関連株の輸出採算が改善するとの期待が高まり、国内株式相場は堅調に推移。7日(金)にかけ、日経平均株価は3日続伸し、7日には7月21日以来、約2週間ぶりの高値を付けました。


 国内企業の15年4~6月期の決算発表は概ね一巡しましたが、経常利益ベースで前年同期比30%を超える増益となったようです。
 主要国比較では際立つ増益率といえます。

 前年の消費増税の影響から回復する内需株、米国の堅調な景気および円安の効果で利益を拡大する自動車株など輸出関連株の双方が業績を拡大する形です。

 厳しい海外情勢が続きますが、堅調な業績動向は日本株にとり大きな下支え要因になると思われます。


(水島寒月)


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