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有料メルマガライブラリから(150)好業績でも流動性が低いと株価が売られる傾向があるので、流動性のある銘柄に注目をしたい

2015/06/11 13:53 投稿

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有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


==「好業績でも流動性が低いと株価が売られる傾向があるので、流動性のある銘柄に注目をしたい」==
  (有料メルマガ第276回・2014/4/29配信号)


【前略】

 業績が良くなることが分かりきっている低PER銘柄が、さらに売り込まれて安くなり、PERがますます低くなり、業績に連動して配当金が増える企業の株が安くなるなら、配当利回りは高くなるので、投資対象としては魅力が増します。

 しかし相場というものは、どんなもの(=株式相場でも為替相場でもゴールド相場など)でも人間の欲望と恐怖を変数として機能しているので、自分に恐怖心 が起きなくても、自分以外の投資家が恐怖でパニックを起こせば、相場は下のほうに大きく動き、下げが恐怖をいや増すことになり、更に下げを呼び込みます。 ユタカ技研の株価の下落を見て、その思いを強くしました。銘柄選択の基準として、従来以上に流動性についてのウエートを高めることも必要だと感じていま す。

 あれだけ株価が上がりやすかった2013年においても、
1)今後の業績が良くなるか分かりきっている
2)膨大な含み益を持つ不動産を山のように持っている
3)現在持っている現・預金+投資有価証券の金額だけで時価総額を超えている
4)受取手形及び売掛金だけで全ての負債=流動負債+固定負債以上持っている
5)販売先のほとんどが官公庁やJR各社など倒産の不安がほとんどない企業である
 このような条件のほとんどを満たしているような、恵まれた安心な企業の株価でさえ、20%、30%と大きく下落することが起こりました。しかし、この下げをチャンスと考えて投資した投資家には利益がもたらされました。

 それが相場というものなのでしょう。そのような大きく株価が下げてくるときには、企業のファンダメンタルズを十分に確認して、理解するとともに、株価の下げに自分が精神的に耐えられる投資資金量を把握して、投資行動を行っていく必要があります。

 限られた投資資金をどの銘柄に投資するのか。キャピタル・ゲイン重視でポートフォリオを構築するのか、インカム・ゲイン重視でポートフォリオを作るのか。

 どちらを重視するにしても自分で納得が行くまで、投資対象の企業のファンダメンタルズをしっかりと調べておくことが大事です。そのような準備を怠らなければ、株価の大きな下げはチャンス以外のなにものでもありません。

 私が株式投資をスタートしてまもなく出くわしたブラック・マンデーが、一日の日経225の暴落率のトップのようです。

 私は、1987年以降に起きた日経225の暴落をすべて体験して生き残ってきました。いろいろな暴落を経験することで、度胸が据わってきたこともありますし、その後に常に株価が大きく回復することも経験してきたので、それが暴落時の心の支えになっていることも確かです。

 特に現在の日本の企業の業績は、為替の円安もあり、上向いていることがわかっているし、PER的に外国の株と比較しても、日本株のPERは割安だと考えられます。だから、株価の乱高下に耐えて、投資した資金を減らさないで維持できているのだと思います。

 マーケットの総意による株価の乱高下に翻弄され、影響されすぎる弱すぎる投資マインドを鍛え上げないと、せっかくの銘柄選択眼が生かせないことになって しまうと実感してから、時間をかけて投資マインドの強化の努力を続けてきました。まだまだ十分に強化できたとは思えませんが、短期的な株価の乱高下には踏 ん張れるようになってきました。


【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 本日配信の有料メルマガでは、設立後5年で上場し、現在は東証一部となり、低PERかつ低PBRで自己資本比率が高く、4月と10月の年2回優待があり、配当性向20%を目指しており、株価も下落から動意づいてきた企業を、研究銘柄として掲載しています。

 また、コラムでは、「日本の企業はデフレの20年間を耐え抜いて強固な収益体質を作り上げてきた。いまは株式投資をして利益を上げやすい時期にある」と題し、自身の経験をケーススタディとしつつ、現在の環境でパフォーマンスを高める提案をしています。

 さらに、今後の状況によって変化するが、ある理由で研究銘柄候補から一時保留している企業を、13銘柄ほど挙げています。

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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆 様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化して いる可能性があります。)

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