有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「ウォッチ銘柄の株価の動きから、投資家の需要の光が強く指す有望業種を発見できることもある」==
(有料メルマガ第221回・2013/4/2配信号)
先週のコラムでは運用利益が大きく上がっているとき、一定の利益分をキャッシュに換えておく(利益確定)ことの有効性について書きました。
これは、株式投資に資金を投下しつづけるための有効な手段だという点を、強調したいと思います。
運用成績が上がり運用額が増えているので、株に投資している資金は当然のことながら、増加しています。例えば年初に5000万円を株で運用していて、3ヶ月間で20%利益があって、投資資金が6000万円になったとします。
この1000万円増加した資金の3分の一の330万円をキャッシュ化しても、株に投下している資金は5670万円あり、年初の5000万円より大きいです。儲けを一部現金に換えても、株に投資している資金は増えているわけです。
そして一部を現金化したことで、株式市場で何か波乱が起きたときも、余裕を持って投資判断を行うことができるので、株に資金を預け続けるためには有効な方法だと考えているわけです。
私はベテランの個人投資家さんからも教えを受けますが、書籍からも沢山学んできました。今日は具体的な投資銘柄の話に入る前に、リック・イーデルマン (米国でファイナンシャル・プランナー業界大手5社のひとつイーデルマン・ファイナンシャル・サービス社長)著「平凡なのになぜかお金が貯まる人の8つの 習慣」(PHP研究所刊)で学んだことを少しご紹介しようと思います。
「平凡なのになぜかお金が貯まる人の8つの習慣」 http://goo.gl/o3cJUH
イーデルマンさんから学んだことで一番役にたっているのは、
『株式投資では、タイミング勝負で勝ちつづけることは難しい。だから株に投資し続けることが必要だ。』
ということです。
イーデルマンさんの話を要約すると、
『多くの人が「上手な投資」というのは(1)大きな額のお金を投資できること(2)大きくすばやく利益を上げること(3)利益を最大限上げることを狙っ て、リスクを省みずに積極的に投資を行なうこと、などであると考えるけれど、これは誤りである。大雑把にいうと、お金の管理には二つの方法しか無い。
それは「長期保有」と「タイミング勝負」の二つです。しかし「タイミング勝負」で常に勝つことはプロでも不可能です。「長期投資」派はたくさんの良質の投資物件を分散して購入したら後は長期間手をつけずにそのまま保有します。
ファイナンシャル・プランニングでは年に1~2回定期的にポートフォリオを見直すのが普通ですが、これは通常ポートフォリオの調整であって、タイミング勝負をしているのではありません。』
そしてイーデルマンさんは、長い経験を通じてタイミング勝負派の人で財産をつくってきた人を一人も見たことはないといいます。そして以下のような事例を示していました。
『(1)1993年1月~1997年12月までの5年間。株式市場は年平均24.6%上昇。この利益は1825日のうちたった40日に生み出された。みなさんにはこの40日を見事に当てる自信がありますか?
(2)1926年から1997年まで株式市場は年平均11%上昇。この864ヶ月のうち株価が値上がりして終わった月は全体の61%あったが、上昇幅の大 きい順に上から並べて上位の72ヶ月(全体の8%)を逃したら、全体の利益はゼロ。たった8%のタイミングのみ選ぶことができますか?
(3)アメリカの中央銀行であるFRBの予想が正しかったことはない。14年間GDPに関するFRBの予測は100%はずれている。FRBの行動を予想できれば、株式市場の予測ができるはずだと考えますか?
(4)アメリカのトップ証券マンが、自分のお金を実際に投資して、株式運用を行なうアメリカ投資選手権の結果、ほとんどのプロが失敗しているのが分かる。』
私自身もプロのファンドマネージャーさんなどにお話を聞くことがありますが、なかなかプロでもタイミング勝負では勝てないことが多いようです。タイミン グ勝負では、株式市場にとどまるべきときに退出してしまったり、退出すべきだったのに留まったりして、多くの投資家がタイミング勝負に挑戦し、討ち死にし ていることも多いです。
【中略】
イーデルマンさんの投資アドバイスは長期保有が原則であって、タイミング勝負という戦略は使わないということです。ただし、同じ株に投資し続けるという バカの一つ覚えの長期投資というのは最低の投資戦略だと、私は痛感しています。投資環境によって選択する銘柄には違いがあってしかるべきです。
確かにフィーリングで投資しようとすると失敗します。タイミング勝負師は何かニュースが出てからそれに遅れて株を買ったり売ったりする人や、いま株式市場が上昇を続けていて儲かりそうだからと、全財産を株式市場に投入してしまうような人のことを指すのだそうです。
行動ファイナンスは心理学を活用し、人間の投資行動を研究します。そして「感情によって人はお金に関して過ちを犯す」ということがわかってきます。
恐怖感、欲ばり、自信過剰、自信のなさ、失望、後知恵、仕立て上げ、損失嫌悪など、いろいろな感情がタイミング投資を志向する投資家を襲い、誤った行動 を取らせてしまうようです。やはり、長期で株式市場に資金をおいておく長期投資(ただし同じ銘柄を持ち続けるとシャープに投資した人が大損害をうけたよう に、東京電力に投資した人や破たん前の日本航空に投資した人が資産を失ったようなことが起こりますから、銘柄入れ替えは大事です)が一番なようです。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信しています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。
本日配信の有料メルマガでは、海外でも高く評価されている日本国内のトップブランドの事業を持ち、インバウンド関連で、大きな不動産含み益を持ち、自己資本比率が高く、キャッシュリッチで、流動性が高い企業を、研究銘柄として掲載しています。
また、コラムでは、「3月の配当優待権利が落ちた3月27日の午後に日本株は大きく下落した。この下げは玉石混合で起きたので、良い銘柄に投資するチャ ンスを与えてくれる」と題し、上昇相場の中での大きめの調整時が、研究してきた好業績な銘柄をとらえる絶好のチャンスだと、具体的に銘柄を挙げながら考察 しています。
さらに、3月優待新設銘柄のウオッチや、研究銘柄候補4銘柄を挙げて解説しています。
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是非この機会にご購読下さい。
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過去サンプル(研究銘柄)
http://okuchika.jugem.jp/?eid=5007
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆 様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化して いる可能性があります。)
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これは、株式投資に資金を投下しつづけるための有効な手段だという点を、強調したいと思います。
運用成績が上がり運用額が増えているので、株に投資している資金は当然のことながら、増加しています。例えば年初に5000万円を株で運用していて、3ヶ月間で20%利益があって、投資資金が6000万円になったとします。
この1000万円増加した資金の3分の一の330万円をキャッシュ化しても、株に投下している資金は5670万円あり、年初の5000万円より大きいです。儲けを一部現金に換えても、株に投資している資金は増えているわけです。
そして一部を現金化したことで、株式市場で何か波乱が起きたときも、余裕を持って投資判断を行うことができるので、株に資金を預け続けるためには有効な方法だと考えているわけです。
私はベテランの個人投資家さんからも教えを受けますが、書籍からも沢山学んできました。今日は具体的な投資銘柄の話に入る前に、リック・イーデルマン (米国でファイナンシャル・プランナー業界大手5社のひとつイーデルマン・ファイナンシャル・サービス社長)著「平凡なのになぜかお金が貯まる人の8つの 習慣」(PHP研究所刊)で学んだことを少しご紹介しようと思います。
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イーデルマンさんから学んだことで一番役にたっているのは、
『株式投資では、タイミング勝負で勝ちつづけることは難しい。だから株に投資し続けることが必要だ。』
ということです。
イーデルマンさんの話を要約すると、
『多くの人が「上手な投資」というのは(1)大きな額のお金を投資できること(2)大きくすばやく利益を上げること(3)利益を最大限上げることを狙っ て、リスクを省みずに積極的に投資を行なうこと、などであると考えるけれど、これは誤りである。大雑把にいうと、お金の管理には二つの方法しか無い。
それは「長期保有」と「タイミング勝負」の二つです。しかし「タイミング勝負」で常に勝つことはプロでも不可能です。「長期投資」派はたくさんの良質の投資物件を分散して購入したら後は長期間手をつけずにそのまま保有します。
ファイナンシャル・プランニングでは年に1~2回定期的にポートフォリオを見直すのが普通ですが、これは通常ポートフォリオの調整であって、タイミング勝負をしているのではありません。』
そしてイーデルマンさんは、長い経験を通じてタイミング勝負派の人で財産をつくってきた人を一人も見たことはないといいます。そして以下のような事例を示していました。
『(1)1993年1月~1997年12月までの5年間。株式市場は年平均24.6%上昇。この利益は1825日のうちたった40日に生み出された。みなさんにはこの40日を見事に当てる自信がありますか?
(2)1926年から1997年まで株式市場は年平均11%上昇。この864ヶ月のうち株価が値上がりして終わった月は全体の61%あったが、上昇幅の大 きい順に上から並べて上位の72ヶ月(全体の8%)を逃したら、全体の利益はゼロ。たった8%のタイミングのみ選ぶことができますか?
(3)アメリカの中央銀行であるFRBの予想が正しかったことはない。14年間GDPに関するFRBの予測は100%はずれている。FRBの行動を予想できれば、株式市場の予測ができるはずだと考えますか?
(4)アメリカのトップ証券マンが、自分のお金を実際に投資して、株式運用を行なうアメリカ投資選手権の結果、ほとんどのプロが失敗しているのが分かる。』
私自身もプロのファンドマネージャーさんなどにお話を聞くことがありますが、なかなかプロでもタイミング勝負では勝てないことが多いようです。タイミン グ勝負では、株式市場にとどまるべきときに退出してしまったり、退出すべきだったのに留まったりして、多くの投資家がタイミング勝負に挑戦し、討ち死にし ていることも多いです。
【中略】
イーデルマンさんの投資アドバイスは長期保有が原則であって、タイミング勝負という戦略は使わないということです。ただし、同じ株に投資し続けるという バカの一つ覚えの長期投資というのは最低の投資戦略だと、私は痛感しています。投資環境によって選択する銘柄には違いがあってしかるべきです。
確かにフィーリングで投資しようとすると失敗します。タイミング勝負師は何かニュースが出てからそれに遅れて株を買ったり売ったりする人や、いま株式市場が上昇を続けていて儲かりそうだからと、全財産を株式市場に投入してしまうような人のことを指すのだそうです。
行動ファイナンスは心理学を活用し、人間の投資行動を研究します。そして「感情によって人はお金に関して過ちを犯す」ということがわかってきます。
恐怖感、欲ばり、自信過剰、自信のなさ、失望、後知恵、仕立て上げ、損失嫌悪など、いろいろな感情がタイミング投資を志向する投資家を襲い、誤った行動 を取らせてしまうようです。やはり、長期で株式市場に資金をおいておく長期投資(ただし同じ銘柄を持ち続けるとシャープに投資した人が大損害をうけたよう に、東京電力に投資した人や破たん前の日本航空に投資した人が資産を失ったようなことが起こりますから、銘柄入れ替えは大事です)が一番なようです。
【後略】
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また、コラムでは、「3月の配当優待権利が落ちた3月27日の午後に日本株は大きく下落した。この下げは玉石混合で起きたので、良い銘柄に投資するチャ ンスを与えてくれる」と題し、上昇相場の中での大きめの調整時が、研究してきた好業績な銘柄をとらえる絶好のチャンスだと、具体的に銘柄を挙げながら考察 しています。
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