下落の途中で投資された方も同様です。
ソーシャルメディアを利用したマーケティングの企画、運用、分析を行う世界ナンバーワンのSNSマーケティング企業を標榜する同社の株価は上場時こそ注 目されましたが、途中でフェイスブックのビジネスモデルが変わったことによる影響を受け、業績が停滞したこともあり、その後の株価は低迷しています。
安値は本年2月9日の775円、その後一旦は1017円まで戻りましたが、また直近になって下落し、3月26日には2月9日と同じ775円をつけました。2番底形成となり今後の展開が注目されます。
同社は2017年12月期の売上高50億円、営業利益10億円を計画しており、今期はその実現に向けた先行投資2億円を見込んでの計画です。
今12月期の業績は売上高29億円(+34%)、営業利益1億円(▲54%)を見込んでいます。これによって株価は下落傾向を続けていますが、中期計画 の達成を踏まえると、既に水準的には減益計画をかなり織り込んでの形成となってきたように思われます。2番底形成で底割れがないという前提での投資行動が 見られるようになってきたようにも思われます。
財務上は無借金経営で12億円余りのキャシュを保有。時価総額34億円余りは先行投資でダウンする今期の業績計画に対してはまだ割高感がありますが中期 の営業利益達成が現実になれば時価総額100億円もあり得ますので、中期スタンスでの投資タイミングを図るところとの見方もできます。
同社は従業員向けに新株予約権を付与しており、予約権の行使価格は1682円。営業利益10億円超えで行使が可能な条件をつけています。同社をまだ余り 知らない新規の投資家は、同社の事業内容を改めてHPなどで確認した上で2013年11月の公募価格(1700円)水準を目標に中長期で取り組まれてはど うでしょうか。
株安トレンドの転換には収益の反転が必要ですが、同社のような企業は発行済み株式数も少なく、足下の収益よりも未来の成長期待が背景で評価されますので、機械的な投資が必要になるかも知れません。
(炎)
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