なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「株式投資の利益は、リスクを理解し準備したものに舞い降りる」==
(有料メルマガ第260回・2014/1/7配信号)
※注 2014年1月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
いい流れが来ることは、それほど頻繁にあるわけではありません。せっかくたまにしか来ない『いい流れ』が来ているのに、それに乗り切れないようでは、利益(=富)は望めません。
アベノミクスが始まるまでの数年間は、日本は運が悪いとしか言いようの無い状況下に置かれていました。リーマンショック、東日本大震災、原発事故。多くの人災や天災が次々に襲ってきました。
このようなことが立て続けに起きているときは、誰でも運が悪いということを身にしみて感じると思います。そして身を守るために保守的に、防衛をかためます。
【中略】
つまり悪い運の流れに逆らうような、一発逆転(=株式投資なら大きなキャピタル・ゲインを狙うような投資)を狙わずに、負けないこと、柳のように大風に逆らわずに受け流すこと、我慢して耐えしのぐことです。
投資で言えば市場から強制退場を宣告されるような大勝を狙った勝負を行なわないこと。私の投資で言えば、大きな値上がりを狙う銘柄ではなく、高配当や高配当優待銘柄を多くして、負けにくい投資に切り替えることでした。
このメルマガの研究銘柄についても、2013年から少しずつキャピタル・ゲインが狙える銘柄を研究銘柄として取り上げる頻度を増やしてきました。
自分の株式投資においても、どんなに投資環境が悪くとも、努力は怠らず、『運が右回り(いい方)に変るときは必ず来る』そう信じて、投資環境に何か変化 はないかを見逃さないように目配りを行ないながら、誠実に相場と向き合って守りのポートフォリオでひたすら耐えることを実践してきました。そしてキャピタ ル・ゲイン狙いの銘柄もポートフォリオに増やしてきました。
【中略】
無謀な投資をしていたり、投資を敬遠したりしていたら、アベノミクスによってもたらされた『いい流れ』を取り逃していた可能性が高いです。しかし株式に資金を投下し続けていたので、アベノミクスの恩恵をいただくことができました。
【中略】
すなわち、投資家は自分の取って良いリスクの取り方をきちんと理解して、どのような株式投資を行えばよいのかという準備をたえず行っていかなければならないのです。
勿論、そのような努力を一切しなくても株式投資による『富(=利益)』が舞い降りることもあります。宝くじに当たったような幸運です。しかし株式投資を 継続して続けて行くならば、常に宝くじが当たるような幸運が永遠に続いていくわけがないことは、誰もが思い知らされることも事実です。
株式投資においても人生と同じように、良いことと悪いことが不規則に訪れます。運命という自分では動かすことが出来ない事態に翻弄されて、安全策を取り 続けるような投資家には『富(=利益)』は永遠にやってこないことを理解して、株式投資につきものの不確実性を考慮した上で、自分の株式投資のリスクを許 容して、避けるべきリスクは回避したうえで、リスクを積極的に取っていく覚悟を持つ必要があると思っています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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