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IPO秋の陣

2014/09/03 13:31 投稿

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初めて株式を上場することをIPOと言います。9月のIPOは8銘柄が予定されています。

 既に10月9日に東証1部に再上場するすかいらーく(3197)まで9銘柄が新たに取引される予定となっており、この後のリクルートまでまさにIPO秋の陣が繰り広げられようとしています。


 IPO銘柄を中心に投資をされる投資家もお見えになるかと思いますが今年も既に残すところ4か月という中で、作戦を考えておく必要があります。
 9月のIPO銘柄はすべてマザーズ銘柄となりましたが、かなり活発な値動きになるものと考えられます。

 私の今週の有料メルマガでもこうしたIPO銘柄を取り上げておきましたが、忘れてならないのは過去1年程度の間にIPOした銘柄です。
 IPO後の株価低迷が長期に続いている銘柄が散見されますが、主幹事証券が上場したら用なしと言うのか放置された中でよく吟味すれば魅力的な銘柄もあり、復活するタイミングを探ることは有効な投資手法です。

 2012年10月上場の日本コンセプト(9386)がボトムから3倍になりました。昨年3月に上場したシロアリ駆除大手のアサンテ(6073・公募価格 930円)も上場後に注目されずに800円割れまで調整しましたが、その後1400円台にまで上昇してきました。短期投資家から中長期投資家にシフトされ た結果だとも言えます。

 直近では4月に上場したトレックスセミコンダクター(6616)が公募価格5000円に対して3000円割れまで売られましたが、直近になって上場後の高値5300円を上回る展開を示しています。

 これらは多くのベンチャー企業に見られる成長性期待ではなくPERが10倍前後で割安感が感じられる点への評価の高まりが背景になっています。成長性に 欠ける場合は上場時の需給悪で一時的に売られることになりますが、改めて着実な事業内容を評価する動きが株価の反転上昇につながる訳です。

 現状においてもそうした動きは続いています。IPO直後3か月から半年間の我慢の時期こそ投資家にとっては資産増強のチャンスという事ができます。

 IPO秋の陣は短期急騰銘柄を生みますが、そこについていけない投資家にもその後の投資チャンスを与えてくれると考えてしっかりとチェックしていくことにしましょう。

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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