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新事業を密かに発表したKG情報(2408)

2014/04/15 22:56 投稿

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1000%WEDDING!!というブランドでおなじみのキティちゃんをイメージキャラクターにしたプライベートウェディングコンシェルジェサービスを展開すると月初に発表したKG情報ですが、なかなか株式市場での知名度が上がってきません。
 それもそのはず、公表したのは自社HP上でのみ。日経が取り上げないと投資家には伝わらないですよ!!と言っても、これはブランド先行だから社名は二の 次。まずはビジネスモデルが構築できないといけませんと謙虚に答えて頂いた益田社長ですが、それではと私が立ち上がりました。

 億の近道にも結婚予定の読者の方がきっといる筈。渋谷のハチ公前交差点に行かれたら、一度KG情報の展開するウェディングサロンを見てきてほしい。この 市場には結婚式場を運営するテイクアンド・ギヴニーズや海外リゾートウェディングのワタベウェディング、ホテル、結婚情報誌、引き出物業など様々な企業が 関わっています。
 新婚生活の入り口では大きな消費がなされることになりますので、いかにポータルでビジネスができるかによって、企業の収益基盤が違ってきます。婚活から スタートしてうまく成就できれば婚約指輪、結婚指輪、結納に新居、新婚旅行、結婚式場の予約などとビジネスの裾野は広がります。

 KG情報は岡山を地盤とする求人情報誌を中心にしたビジネスを展開していますが、社会生活に不可欠な情報誌も発行しており、徐々に裾野が広がってきました。

 そうした同社の悲願は全国展開です。中四国に留まることなく全国的な事業展開を図っていきたいと願う創業者の益田社長は、そのための布石として今回 1000%ウェディング!!というブランドでプライベートウェディングコンシェルジェサービスを展開すると4月1日に発表。規模こそ違いますがKG情報の ライバルとされる業界ダントツのリクルート社が恐らく入れないビジネスとして今回のプロジェクトを立ち上げたとされる今回のビジネスは果たしてうまくいく のか・・・。結婚情報誌(ゼクシィ)の最大手リクルートの売上高は500億円と言われており、市場シェアは50%と高くほぼ独占状態なので結構儲かってい ると推察されます。

 分厚い結婚情報誌のスポンサーとしては結婚式場などが想定されますが多額の広告料を払って掲載してもらっているというのが現状です。このように最初にリ クルートありきというのが結婚情報誌ビジネスの現状ですが、これをリアルな店舗で展開するというやや無謀とも思える挑戦を行おうというのがKG情報なので す。
 既に結婚相談所はありますが、型破りの結婚情報誌会社が展開する個性あふれる結婚プランの提示にカップルはどう反応するのか、楽しみですね。

 既に同社は地元岡山でのリアル店舗のテストを行い、相当にノウハウを蓄積してきたようです。
 渋谷という街でブランドを醸成して全国展開を推進していく同社の未来が明るいのかどうか大いに注目したいと思います。

 このビジネスも同社もまだ十分に認知されていませんが、17日に旗艦店となる渋谷交差点のサロンがオープンしますので、そのあたりからもう少し認知され ると期待されます。テレビ番組やその他メディアなどで取り上げられるかどうかにもよりますが、ジワジワと話題になることを期待します。

 既にJR山手線や東急東横線、京王井の頭線などの電車内に広告が出ています。なかなか気がつかないかと思いますが皆さんもぜひ注意して見て下さい。

 この新規事業への先行投資が前期で終わらなかったのが問題ではありますが、結果として今期も見かけ上、業績が停滞しており、株価にも影響しています。

 渋谷を旗艦店として全国展開のビジネスモデルとなり、500億円というリクルート(結婚情報誌ゼクシィ)の年商の10%程度の売上が当面の目標と考えられます。若者の街、渋谷でスタートというのは思い切ったことと評価できます。店舗の場所を見る限り立地も最高です。

 実はそこでは結婚式だけの相談に限らず、住宅などの情報を提供する予定となっており、新婚カップル向けに様々なサービス情報の提供が期待されます。

 ニュースリリースを出したことで4月初旬の株価は一時538円まで上昇するなど動きが見られるようになりましたが、先週末は全体相場の地合いに押されて 再び500円どころまで押し戻されてきました。ブランド戦略を先行させていて同社の名前は余り出ない点が認知されない結果となっているようです。

 それにしても先週の株価はたった100株の売り圧力に負けた形になりました。11日に発表された第1四半期は予め想定されたように減収減益で終わりまし た。先行費用がいくらかかったのかなどヒヤリングしていますが、昨年よりは増加しているとはしていますが、実額はまだ不明です。売上減が赤字の雑誌を廃刊 した結果だとしており、その分は3000万円だそうです。その分は減収ながら赤字の解消で利益になっています。

 足下は計画線上で順調に推移しているとのニュアンスで回答を頂いております。
 1Qは中四国の求人情報誌が堅調だったようです。第1四半期はもしかして赤字になるかと思いましたが、減収となった点を除くと比較的堅調だったというニュアンスです。

 同社の場合は2Qと4Qに収益がアップします。今期の2Qの経常利益105百万円はやや堅めに設定しています。前期は結果として7月に上方修正していま す。今期は先行投資期の新事業のビジネスモデルが確立するかどうかが最大のポイントですが、それがいつ頃見えてくるのかが分からないために株価はまだ穏健 な状態で推移しています。

 1Qの業績だけでは不安なように思われるかも知れませんが最終的に今期の経常利益は530百万円から上方修正されるものと個人的には見ています。

 全国展開をかなり意識しての経営で中四国のローカル事業者から全国版に変わっていけるか重要な局面を迎えようとしています。岡山の企業がいつの間にか東京拠点の全国展開企業に変わっていたとなれば評価も大きく違ってくるのかも知れません。

 この「1000%ウエディング」を皮切りに各事業部が今まで研究開発してきたサービスが世の中のお役に立つようになるような小さな芽が出て来ていると益田社長は私に答えてくれました。ぜひご注目下さい。

1)求人事業部⇒入社から研修、そして最終的にはコンサルまで推進
2)住宅事業部⇒賃貸(全国)ウエブは成功報酬サイトで芽が出てきて成功、更に他社にない方法でオンリーワンを目指している途中。
3)イーノ事業部⇒新規サービスの開発がほぼ完成に近づいており、この新サービスも全国のユーザーに支持されるかと考えている。

直近高値538円(4月4日)
中間値504円
直近安値471円(2月4日)
時価500円

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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