この秋、コロナ禍で止まっていた様々なイベントが再開されて皆様も足を運ばれているのかも知れません。私も先週は幕張メッセなどのイベント会場に足を運ぶことができました。
幕張メッセではメタバース総合展に足を運びました。
このイベントはコロナ禍で開催が止まっていた訳ではありませんが、以前から交流のあるメタバース関連企業ベンチャーであるメタバースジャパンが出展しているということもあり、訪ねた次第です。
会場では同時開催のブロックチェーンEXPO、量子コンピューティングEXPO、AI人工知能EXPOなどの展示もありましたが、特に時間も限られており、上場企業の展示を特に関心を持って見て参りました。
一番関心が高かったと思われたのはマクニカで、その展示スペースの前ではプレゼンの最中に大勢の皆さんの人垣がありました。
今回同社は量子コンピュータ、AI関係で2つの展示ブースを開設。一つは製造業での検査工程AI化をテーマにそれを脳波×AIで行うというプレゼンを行っていたのが印象的でした。熟練者の判断継承をAIモデルを使って構築しようという訳です。もう一つの展示ブースでは米国NVIDIAの代理店としての立ち位置でのAI企業としてのアピールの場であり、日本株の中でもNVIDIA関連企業としての位置付けを背景に成長を目指していこうとする同社の位置付けが感じられる展示でした。
多くの出展企業の似たり寄ったりの展示とは言え、共通するものはデータ活用というもの。今回の展示会では生成AIに絡んだ企業のアピールが目につきましたが、これはまさに旬のテーマです。
先週末は生成AI関連ベンチャーの社長とも面談させて頂く機会も得ましたが、生成AI時代ということを背景にこのテーマに関わる企業が様々に誕生し、上場を目指していることを皆様も感じて頂くと良いかと思われます。
幕張メッセに話を戻すとマクニカ以外にもクリーク・アンド・リバー社、ブイキューブ、サイバーリンクス、エクサウィザーズ、システナ、ユーザーローカル、ソニー、NTT、ベネッセ、人・夢・技術グループなどの企業が出展。AIインサイド、Laboro.AIなどの直近IPO企業の展示も関心を集めていた。
これらの企業の展示が別に悪い訳ではないが、その多くはさほど印象には残りにくい似たり寄ったりの展示であった。
実は個人的に言うとMILIZEという未上場企業の金融向けのサービスへの生成AIの活用の話が興味深かった。旬の企業レポートが生成AIで効率良くできる仕組みがもうできていてもおかしくはない。世の中の変化や新たなニュースリリースと共に企業の内容を伝えてくれる証券アナリスト作成の企業レポートが、今後日々変化しながら発行される時代なのかとプレゼンに耳を傾けた次第です。
もう一つ気になったのはスマホの買取り装置です。
愛回収ジャパン株式会社という香港系の日本法人の担当者さんから色々な説明を受けて、この展示会の中では最も興味深い内容だったと素直に思ってしまいました。
皆さんはスマホの機種変を2年に1回程度はされているのかも知れませんが、必ずキャリアの窓口で旧機種を買取りして貰われていると思いますが、その買取り価格は安いと思われませんか?それは彼らのビジネスになっているため。日本の中古スマホは世界で一番質が良いそうで、古い機種は備忘価格ですが、割りと新しい機種は高く買取りされることになりますが、それを自動的に価格算定して買取る仕組みでした。装置の価格は100万円程度とのことですが、学生さんたちなどニーズはありそうな感触もあり、今後の普及が想定されます。
(なお、詳細、ご興味ある方はご連絡下さい。)
email:okuchika.mail@gmail.com
さわやかな秋空の下、皆様も投資に役立ちそうなイベントにご参加下さい。
本コラムへのお便りお待ち申し上げます。次回は生成AIベンチャーについてご報告申し上げますので宜しくお願いします。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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