ゴールデンウィークも終わりましたが皆様いかがお過ごしでしたか?
 さあ、今日からまた新たな株式相場のスタートです。

 お休みの最中に懸念された海外株式の波乱も一過性となり、休み前に強かった日本株が更に強くなるとの期待の中での週明けの株式相場であったかと思います。

 今週はいよいよ決算発表のラッシュとなります。

 ゴールデンウィーク期間に銘柄研究された皆様もお見えかも知れないですが、本日は3800もの銘柄の中で一定のコード番号で絞って自由研究風にチェックしてみましたので、参考までにご報告したいと思います。

 とにかく3800もの銘柄が株式市場には上場していますので、全銘柄の業績をチェックするのはなかなか至難の業です。そこで今回、末尾が17の銘柄にしたのは、今、メジャーリーグ、エンジェルスで大活躍中の大谷選手の背番号17に因んでピックアップしたためです。

 一体どのくらいあるのかと思いましたが、案外少なくて38銘柄でした。
 それでも本コラムで全部披露するのはなかなか大変ですので、本日はその中から厳選した6銘柄について取り上げてみたいと思います。

 これらの銘柄は必ずしもこれから投資してパフォーマンスがすこぶる上がるとは断言できませんが、個人的には面白そうだと感じた銘柄ですのでご参照賜りましたら幸いです。

 大谷選手の背番号17と同じ末尾2ケタの番号の銘柄、これだけでもとても活躍が期待されそうですが、更に株価の位置や業績動向、評価水準など加味した結果、選ばれた6銘柄です。

 実際には38銘柄から18の銘柄に絞りましたが今回はその中でも比較的流動性のある銘柄を選定してみました(全銘柄名は有料メルマガにて取り上げており、これらの銘柄でポートフォリオも構築しておりますので宜しくお願いします)。


【業績堅調な末尾下2ケタコード「17」の中堅優良6銘柄】


   銘柄名  コード 決算発表予定日
1.ミライトワン1417 15日
2.中国塗料4617   10日
3.デンヨー6517   11日
4.東光高岳6617   発表済み
5.藤森工業7917   11日
6.中央自動車8117  12日


 ミライトワンはNTT向け主体の通信工事事業者で2010年に大明、東電通など中堅3社が一緒になって発足した企業。西部建設連結化で売上規模拡大しているが利益は前期減益となったと見られ、その中で株価は21年高値2403円から調整が続いてきたが昨年11月安値1399円でボトムを形成。今期は営業増益が見込まれ、株価も反転の動きとなってきた。PBR0.69倍。


 塗料業界3位の中国塗料は船舶用で国内トップ、世界2位の企業。今期業績のV字型回復を受けて株価は高値圏に上昇。積極的な自己株買い、自己株消却もあり株価上昇しているが10日の業績発表で明らかになる今期の業績も大幅に続伸が予想され、PER11倍台、PBR1倍は更に上値を追う可能性が感じられる。時価1187円。


 可搬形エンジン発電機、溶接機のトップ企業であるデンヨーは震災時に不可欠となる非常用電源メーカーでもあり、業績は安定。20年3月期をピークに2期間の業績停滞を経て前期から回復軌道に入ったと思われる。株価は2020年の高値2663円から昨年安値1354円まで調整したが出直りの動き。時価1904円、PBR0.62倍。


 東電系の東光高岳は電力機器の有力メーカー。EV充電器拡大期待で株式市場での人気継続。今期は期初見通しでは営業減益ながら特別利益で当期利益は大幅増見込む。EPS210円で、PERは10倍の水準。時価総額は349億円、PBR0.64倍。


 樹脂包装材最大手の藤森工業は偏光板用保護フィルムで世界トップの優良企業ながら前期の減益見込みを受けて21年高値5130円から昨年11月安値2992円まで42%調整。時価もまだ安値圏に位置しているが今期業績回復期待から上向きに転じる可能性が感じられる。時価3160円はPBR0.73倍。


 自社企画の自動車用品を販売する中央自動車は高級コーティング剤の伸びや海外向け自動車補修部品、アルコール検知器などの拡大などで前期に続いて12日発表の今期業績も続伸が期待される。2021年高値3650円から昨年5月安値2005円まで調整しての戻り相場で株価堅調。半値戻りを達成し多少目標達成感はあるが中長期的に見ると更なる上値追いが期待されそう。


 以上となりますがこれらの銘柄をベースにポートフォリオとして構築して楽しんでみて下さい。もちろんリアルな投資は自己の投資判断で宜しくお願いします。

 それでは皆様のゴールデンウィーク明けからの運用成果向上を大いに期待しております。


(炎)


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