有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「企業のファンダメンタルズを調べていればうろたえることも無い」=
(有料メルマガ第407回・2016/11/15配信号)
※注 2016年11月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
株式投資は玉乗りと似ています。いい玉(=企業の株=銘柄)を捜して、その上に乗り、うまく転がしていくと雪だるまのよう資産がどんどん膨らんでいきます。
ひびが入っていたり、爆弾が仕掛けられているような玉(=粉飾決算をして財務内容をごまかしているような企業)を選んでしまうと、玉が壊れて玉の乗り手が大けがをします。これも大切なことです。
でも一番大切なのは、玉の乗り方、転がし方だと考えています。どんないい玉(=企業)を見つけても、転がし方を間違えると、乗り手がこけて玉はコロコロどこかに転がっていってしまいます。
その結果大けが(=大きく損)をした投資家が残ることになるのです。
株式投資で儲けるためにはこの玉の乗り方(欲と恐怖のコントロール方法や損切りのルールとか)を学ぶ必要があります。
株式投資という玉乗りは単に玉に乗るということではなく、欲と恐怖の錘を両端につけた長いさおでバランスを取りながら玉を転がしていくようなものです。
『欲』という錘と、『恐怖』という錘のバランスが取れていると玉に乗りやすいのですが、どちらかの錘が大きくなりすぎてしまうと、途端にバランスがくるって玉からコケて落ちてしまいケガをする可能性が高くなります。
「どちらの錘が大きすぎてもバランスがとりにくい」ことは一目瞭然です。
日本株に投資する投資家は機関投資家も個人も、バランスのとり方が悪いような気がしています。そこに気がいて、つけこめば極端な乱高下はチャンスになります。
投資環境が悪化して多くの株が暴落すると、儲けたいという欲望よりも、損をしたくないという恐怖のほうが大きくなります。多くの投資家が恐怖に駆られて株を売って逃げようとすると、どのような良い企業に投資していても株価が下がって、損失が膨らんでしまいます。この心の振幅をコントロールするのがリスク管理です。
投資環境が良い時とは逆に、下手に売買を繰り返すと利益が雪だるまのように大きくなるのとは反対に、損失が大きく膨らんでしまいます。
昔も今も、株価を動かす一番の要因は人間の『欲』と『恐怖』(=人間の心理)だと感じます。
リスク管理体制を作らないで、このような重圧を受けて玉乗りをしていると、玉から落ちてしまう可能性が高まります。そう思っただけで相場観がくるったりします。だから株式投資をするならば、投資行動に負担になる重石は、なるべく無くしていくことも大事なことです。
だから私は生活費は株式以外の方法で確保する必要があると考えています。
もちろん心の強い人はそんなことを考える必要は無いのでしょうが、普通に人は株式投資だけで生活していくという選択は難しいと考えています。
私も専業投資家になって10年以上がたち、賃貸不動産や年金など、株式投資以外の生活費を稼ぐ手段を作り上げてきました。サラリーマンのほうがお給料という安定収入があるので株式投資という玉ころがしをする点では、専業投資家として株だけで生活していこうという人より圧倒的に有利だと考えています。兼業投資家にはサラリーというアドバンテージがあるのです。
『サラリーマンを辞めて専業投資家になります。』
というのは、
『体が弱いのでサラリーマンを辞めてプロボクサーになります。』
というのと同じくらい無謀で危険な事だと考えています。
しかし嵐の去った直後に海に出かけて漁をすると、大漁になることがあるように、今回のように経済的な理由ではなく、政治的なショック安で玉石混合で多くの企業の株が暴落している時に、タイミングを計って株に資金を投下すると、リバウンド相場がスタートした時に大きく利益を得ることが可能になります。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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