岸田総理がニューヨーク証券取引所の講演で、NISAの恒久化の必要性について語ったのは、投資家にとっては大きなニュースになりました。
もしNISA恒久化が進めば、投資をする人は増えると思います。
日本には「もったいない」という名言があります。
NISA制度があるのに、使わないのは「もったいない」と感じる方が、徐々に増加していくでしょう。
この改革のときに、ついでに「NISAは未成年も利用可能」にしてほしいです。2024年からジュニアNISAがなくなるので、制度の入れ替わりにはちょうど良いと思います。
ところで、NISAが恒久化され、投資をする人が増えると日本株は上がるのでしょうか。もし上がらないと残念です。日本人にとってせっかく積立投資が当たり前になっても、みんなが海外にばっかり投資をしていると、日本株の市場にはお金が回ってきません。
日本人が抱える約2000兆円の個人金融資産が、外に流れ出ているだけ、ということになります。
日本人の投資を促すのであれば、日本株に期待する日本人がもっと増えるようにしなければいけません。
そこで現在、私は億近主宰の松田さんと共に「学校に日本企業の魅力を伝える」プロジェクトを動かしています。
億近読者の皆様がご存じのとおり、日本には優れた企業がたくさんあります。このプロジェクトでは、学生さんに、株式投資に必要な超基本の知識を届けます。そして、上場企業の社長を学校にお呼びし、講演を行っていただきます。
このように、私は日本企業の魅力を若い方々に伝える草の根活動を行なっています。
これからは、日本の上場企業の魅力を伝えるコンテンツが、今よりもって必要な時代になると思います。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
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