今回のメルマガでは、弊社社員の座談会の様子をお伝えいたします。
「お金」について考えてきた弊社の社員のありのままの様子が伝えられると思っています。
●MLPメンバーが考えるお客様との関わり方
ファシリテーションの司会進行を務めるのは、2003年に日本で初めての会議ファシリテーション専門事務所を設立し、『ミーティング・ファシリテーション入門』などの著書もある青木マーキーさんです。
青木さんにはこの会の目的として「考える」記事の方向性をメンバーみんなで探りたいということをお伝えした上で、会議の進行を考えていただきました。「どんな流れで進んでいくのだろう?」と緊張するメンバーもいるなか、最初に青木さんからルールの説明がありました。
・お互い聞きたいことは何を聞いても大丈夫
・答えたくないことは「パス」してOK
・立場に関係なく、知りたいことはなんでも聞きましょう
このルールを前提に、青木さんがMLPのメンバーに質問する形でファシリテーションは進んでいきます。
「僕はクイズ番組形式と呼んでいるんですが、質問への答えは用意したフリップに書いてください。好きな色のペンで、絵を描いて答えてくださってもいいです。もちろん、答えにくいときは「パス」でも大丈夫」
まずは緊張をほぐすために「好きな食べ物」「好きな風景」といった楽しい質問でウォーミングアップをした後、こんな2つの問いかけで本題に入っていきました。
Q1:お客さんとの関わりについて質問します。
『お客さんのどんな声を聞けると個人的にうれしくなるでしょうか?』、フリップにお客さんのセリフを書いてください
松本
「『これから先が楽しみになりました』です。まだ経験が少ないので、これから言われたいと思っている言葉を書きました。お金のこと、それ以外も含めて、お客さんの今後の人生が前向きになるサポートができたら、うれしいです」
碓井
「お客さんだけでなく、私が携わった人から『しあわせー』『たのしかった』『ありがとう』『うれしい』と言われたら、うれしいです」
小屋
「『おかげさまで人生、楽しくなりました』と。そう言ってもらえると、仕事をした気持ちになります」
寺島
「『満足度が上がった』『人生がいい方向に向かっている感じがする』と言われると、うれしいですね。相談にこられる方は最初、お金のことばっかりを考えてしまうので、それ以外の方向に視点をずらす。それがアドバイザーとして大事じゃないかな、と。それはMLPが会社として考えていることだと思っています」
Q2:『もし自分がMLPに相談に来たお客さんだったら、何をしてほしいですか?』について書いてみてください
寺島
「自分が見えてなかった、大事なことを指摘して欲しいですね。たとえば、お金のことで相談にきているけど、『じつはそこじゃないよね』と言われて、『なるほど!』と納得したい。『言われてみれば、たしかにそうだな』と思えたら、相談に来た価値があると感じるはずです」
小屋
「いっしょに遊んで欲しいですね。いっしょに楽しく遊んでもらいながら、いろいろなことを学べて、かつ、金銭的にも、人生的にも豊かになっていく。そういうことを求めるかな。楽しく勉強にもなって、結果的にお金も増えているなって。相談に来た方に、そんなことを期待してもらえるようにしていきたいですね」
碓井
「親身になっていろいろ聞いて欲しい、ですね」
松本
「ライフプランすべての良き相談先、仲のいい人。同世代くらいに相談するとしたら、この先、いろんな行事がありますよね。その全部を相談したい。転職、結婚、子育て……。そのとき、仕事だけじゃない関係性があったら相談しやすいだろうな、と思うので、“仲のいい人”という言葉になりました」
最初の2つの問いへの答えには、それぞれのメンバーの仕事への向き合い方が表れました。共通しているのは「クライアントの人生を応援したい」「お金は大事。でも、お金の縛りを外して、その人らしく生きていくお手伝いをしていきたい」という想い。
また、「クライアントといっしょに楽しく遊び、学びながら、金銭的にも、人生的にも豊かになっていきたい」というアドバイザー像が見えてきました。
●お客様がやりたいことを実現に導く。MLPは、その人の人生を応援したい
ここから座談会は、『考える』コーナーの方向性を探る質問に移っていきます。
青木さんから「目に見える風景を変えてみましょう。ペアを組んで外を散歩しながら話す、“ペアウォーク”というのをやります」と提案がありました。歩きながら話すことで自由なアイデアが出たり、議論が深まったりする効果があるそうです。
Q3:『お客さんが喜んでくださるためには、今後こんなことしたらどうかな?』について歩きながら話して、戻ってきてください
松本、碓井ペアからの報告
・お客さんにやってみたいことを聞いて、それを叶えていく
・たとえば、「こういう旅行がしてみたい」だったら、それが実現するマネー プランをいっしょに考えていきたい
小屋、寺島ペアからの報告
・お客さんに体験の機会を提供したい
・現在もセミナーをやっているが、今後はスタッフが大好きで熱量を持って語れることを題材にすれば、より楽しく面白く聞いてもらえるのでは
・「遊び」の要素も入れると参加しやすくなるし、お金の部分ではないところに目線を移せる企画になるのでは
・お客さんを巻き込みながら、お互いに体験と知識を広げていきたい
アドバイザーとしての今後の取り組み方を掘り下げたところで、続いて「どんなお客さんと出会いたいか」という問いが投げかけられます。
Q4:これからどんなお客さんが増えていったらいいと思いますか?
寺島
「何かに情熱を持っていて、やりたいことがある人。おもしろい人」
松本
「スポーツ選手です。現役引退後にどういうセカンドキャリアを描いて生きているんだろう?と気になります。それから地方でがんばっている人。どういう人生観を持っているのか聞いてみたいです」
碓井
「前向きな人、人生をハッピーに生きてきた人、夢がある人」
小屋
「お金の本質に興味がある人。うちに相談に来る人はお金の切り口で悩みを持っています。『資産運用どうしよう?』『不動産をどうしよう?』という軸で入ってくるんですけど、そろそろ“人生を楽しく、幸せに生きる”に興味を持ってきましたという入口もできてもいいかな、と考えています。来てみたら『あれ?お金の相談もできるのか』みたいな流れも作っていきたいですね」
後半2つの問いからは、「MLPは関わった人たちの人生を幸せにしたい」「やりたいこと、実現したいことがある人を応援したい」など、より一歩踏み込んだアドバイザー像が浮かび上がってきました。
様々に出されたメンバーの言葉をふまえ、今後の『考える』コーナーでは「お金のことが障害になっているなら、それを取り除く方法を伝えたい」「幸せなお金の活かし方について、より強く発信したい」という次に向かうべき方向が見えてきました。
これまで以上にお金の議論を深めていくには、「お金の使い方=幸せな活かし方」について考える必要がありそうです。
なぜなら、私たちはお金を増やすだけでは充実感が満たされないからです。
1人ひとりの幸せの度合いを上げるには、お金の活かし方が重要になってきます。
資産を増やすことができた人たち、充実した生活を実現しているように見える人たちが、どのようにお金と付き合っているのか。
幸せな活かし方の先行事例を取り上げていくのが、今後の『考える』のコーナーで目指す新たな方向性なのかもしれません。
●社員座談会を終えて
最後に、代表の小屋にこの座談会をやってみての感想、今の思いを聞きました。
これまでの様々な対談や、今回の座談会をあらためて振り返ってみると「お金」は人生の「目的」ではなく、「手段」なんだということを色々な表現で伝えたかったのだと思います。
ただし、普段生活をしていて「お金」のことを考えていると、「どうやって沢山お金を稼ごうか?」「どうやって沢山お金を増やそうか?」という本来の「手段」である「お金」が「目的」化してしまう事があります。
それは、実際に「お金」の持つ力の一つでもあります。
僕らの仕事は、お客様の「お金」の問題を解決することですが、それと同時にお金が「目的」化してしまっているお客様には、お金は本来「手段」なんだと認識を取り戻してもらう仕事でもあるのだと気づきました。
今後も引き続き、様々な方に取材をして、お金を「手段」として利用するにも限りなく多様性のある世界なんだということを考えてもらえるような記事をお届けしたいと考えています。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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