有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「企業発表の業績予想に市場が過剰反応した時、逆張り投資する」=
(有料メルマガ第479回・2018/5/1配信号)
※注 2018年5月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
日本企業の株価は、世界の国の株式市場のうち中国とかアメリカとかどこかの国の株価指数が下がると、悪いところにツレ安して下げるような状況が続いています。日本株の投資家が付和雷同型の短期投資家ばかりになっているのが原因かもしれません。
日本の株式市場に参加している投資家の多くは、通算では大きく損をしているけれど、時々大きく儲かることがあるから、株式投資を止められない。こんな投資家が多数派なのかもしれません。
しかし、そんな投資家が多いので、巨額の利益を求めるためにレバレッジを大きく掛けた信用取引は、絶対やらない。
ある程度稼げたら感謝して勝ち逃げして(=利喰して)他の割安な配当利回りや配当優待利回り(=高インカムゲイン銘柄)の高い銘柄にシフトをしていく。
こんな単純な投資戦術を続けてきたことで私はアベノミクスがスタートしてからの5年間で大きな利益を得ることができました。
【中略】
自分の経済的な実力を超えたような投資で、資産の極大化を求めなくても、大きな損をしないように自分の経済的実力にあった程度でできる投資手段を捜し求めれば、ちゃんと有利な投資対象を見つけだすことが出来ました。
私が20代から40代のころよりも、現在なら投資手段も増加して、自分の経済的実力に見合った投資手段を見つけやすくなっています。
株に投資する場合も、他の投資商品に投資する場合も、「いま何に投資すると一番儲かるか」というような目線で探すと、上がりきった割高な金融商品を掴まされる可能性が高くなります。
【中略】
改めて日本株の動きを見てみると、業績上方修正をして増配を発表しても株価が下げてしまう企業がいまでも散見されます。
少し前のコラムにも書きましたが、2017年には、なぜこの企業の株が上がるのか理解できないのに株価が大きく上げる企業がたくさんありました。そしてこの2月からはこの企業の株がなぜ下げるのか理解できない企業の株が大きく落ちています。
特に大企業の株価の大きな下落には目を見張ります。
このような大きな下落が起きた時は、しばらく下げ続け、下げどまった底で上げ下げしながら日柄整理を行って、おびえた投資家や諦めた投資家が株を売って逃げだした後で、株価が反転して上昇を始めます。3月から4月にかけて、その時を待つ間に投資対象としたい企業を見極めたいと努力してきました。
いつも株価の急落が起きた時のコラムに書いてきたことですが、投資家は自分がどのような投資スタイルで投資しているかを把握して、自分の決めた投資の時間軸で、自分のルールに従って投資を進めていくことが、とても大切です。
そうでなければ、牙をむきだして襲いかかってくる株式市場で生き残っていくことは難しくなります。
株価が下げても資産株の資産は確実にあるので持ち続ける度胸があれば大丈夫です。ただ兎に角、出来るだけ安く買うことと、リバウンドを確認出来てから買うことが成績を良くします。買う時を待つ我慢も度胸以上に大事だと思っています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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