有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
==「株価の揺れに付和雷同しないで、用心しながらも分散投資を」==
(有料メルマガ第419回・2017/02/14配信号)
※注 2017年2月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
ときどきこのコラムに書いていることですが、毎日のように株式市場を見ていると、なぜこの企業の株価が下がり、この企業の株価が上げるのか理解に苦しむ状況が続いています。
やはり多くの投資家がトランプ大統領の発言や、市場の株価のうねりにとても迷い判断に苦しんでいるのだと思います。そして損をして株式投資で利益を得るのをあきらめて、撤退をしている投資家が多いのかもしれません。
1年間の配当の金額を、たった一日の株価の動きが越えてしまうような乱高下を続ける企業の株がいくらでも見つかるような状況です。まさに今日の研究銘柄のように一日で1年間のインカム・ゲインを超える動きをみせた株が多いのが最近の日本株の状況です。
【中略】
多く投資している企業の株が上げるならうれしいですが、下げるとがっくりと疲れます。集中投資した企業の株価が順調に上げていくと資産額が急速に増えますが、逆のことも起きるのが株式市場です。
分散投資はやはり安定的に運用資産を増やす、良い投資戦略だと考えています。
IoT企業の中には、まだPERが高いのに更に資金が流れ込みPERが更に高くなるような企業も散見されます。
そのような派手な動きを続ける株に一攫千金を狙って集まってくる資金は相変わらず多いです。
自分で、そのような銘柄に投資しても、儲けるよりも損をするほうが多いので、ほとんど投資するようなことはありません。特にまだ利益を上げていない高PERかつ高PBRかつ配当利回りが1%に届かないような企業は避けるようにしています。
しかし、業績が安定的に伸びているのに、当初予想より減益修正をしたことで株価が滝のように一気に20%もの下落をした企業には、100株とか200株とかわずかですが投資を実行することも、たまには良いと考えています。
【中略】
若いころに、『情報』という言葉には『インフォメーション』という意味と『インテリジェンス』という意味がある。単なるインフォメーションでは役に立たないので、自分でそのインフォメーションを分析して加工した意味のあるインテリジェンスを発信しろ、と先輩から注意されたことがありました。
簡単に言えば、インフォメーションとは「加工されていない生のデータ」であり、株式投資に関する情報としては業績上方修正があった、従来の業績予想より、これだけ業績が上振れした。というのがインフォメーションだと考えています。
インテリジェンスは、「意思決定者のためにインフォメーションを加工、分析して得られたもの」です。
私もこの研究レポートでは、インテリジェンスを発信することを目指しているので、今日の研究レポートで言えば、『(E)第3四半期の一株純利益の実績の通期予想一株利益に対する進捗率から、更に増益修正の可能性があるかどうかの検討』の部分がインテリジェンスに該当することになるのではないかと考えています。
できるだけ購読者の投資判断に役立つようなインテリジェンスを提供したいと考えています。
株式投資など変動の激しい相場商品などは、やはり自分の考えに信頼がもてないと、他人の下した株価という評価(=市場でついた株価)に、惑わされて不安に駆られて、愚かな行動をとってしまうことも多くなります。
そして自分がその企業に投資した根拠はなにか。その前提は崩れていないか。そのような自分の考えを常に確認しながら、投資の根拠が変わったと考えたら、勇気を持って投資行動に反映させるべきだと考えています。
投資環境が良くなってきたときは流動性の高い時価総額の大きな企業のほうが上げやすい。しかし流動性の高い銘柄は投資環境が悪くなると流動性があるだけに下げやすい。
投資環境が悪くなった時は、すべての株が下げることが多いですが、配当利回りや配当優待利回りが高い銘柄は、いったん下げても大型株よりリバウンドの時期が早いことが多いです。
このようなことも考えて、有望だと感じられる決算発表をしたと私が考えた企業ばかりを今日の研究銘柄、コラム銘柄としています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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テーマ型研究レポートとして、自動車部品メーカー7社(ムロコーポレーション エイチワン エフテック 日本プラスト オーハシテクニカ テイ・エステック 日本ピストンリング)の比較レポートと、コラムの構成です。
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