ロシアによるウクライナ侵攻(大虐殺)が始まって間もなく2か月となります。ロシア政権は権力維持のためなら人命など軽視どころか無視のようです。世の中には恐ろしい連中が居るんだという事を(平和ボケ)日本人も再認識したことでしょう。
色々と見聞きしてきた中で新たな発見や認識がもたらされています。
権威主義的なロシアの歴史とともに、先回も書きましたが、ロシアに対峙する西側主要国の(いやらしいほどの)自国経済重視の姿勢が晒されています。
ドイツなどは特に、ロシアから安い資源を仕入れ、中国では誰よりも大量の自動車を売るなど、これら権威主義国家に対して最も脆弱な先進国となっています。今までの外交や政策運営はやはり二枚舌であったと(EUに加盟した東
欧国家は)、苦々しく思っていることでしょう。金が人間を殺しているようなものです。
また、日本は何時になったら(どんな状況に陥れば)本気でエネルギー安保政策を議論するのか?
2011年に原発事故が起きたとは言え、10年以上経っても将来の原発政策に関する真面な議論一つも出来ずにいる貧弱な政権担当者(ゴキブリ)と、彼らを放置する民度の低さに恐怖を感じます。無責任なジャーナリズム(大手マスコミの存在)も大きな原因の一つと思われます。
主要国の金融政策の違いが鮮明になるほど円は売り込まれ易くなっています。
先週の新聞の見出しでは125円!と書いていましたが、あっという間に129円台を付けました。海外短期市場でもファンドが円売りを継続しているようです。125円台を突破したことで足元は円安メリット株が再度買い直されています。
資源高やインフレにも影響を受けずに成長を続ける企業を見つけ出すことが重要ですが、中国での隔離政策も影響して景気悪化の予想が増えています。
有価証券投資については、まだ当面は消極的で良いのではないでしょうか。
但し、資源や金利高については投機資金も入り込んでいるはずであり、行き過ぎのタイミングを見極めることも大事です。
石化資源にしてもロシアで余った資源は中国やインドが安く買い叩くことで他国からの輸入が減るでしょうから、時間が経ち投機資金が引いていけば需給調整があるはずと考えています。年末頃までにはインフレも4~5%程度へと落ち着いていくのではないでしょうか。
世界的な資金の流れも変わりますので、今慌てて投資を開始するより、あと1~2か月ほどは投資環境ウオッチで良いかと思います。
(街のコンサルタント)
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