億の近道 チャンネル版

市場潮流

2021/11/02 13:12 投稿

  • タグ:
  • 億の近道
  • 投資
  • 水島寒月
  • 日経平均
  • 市況
  • 製造業
  • スタグフレーション
cd0a1c3027531ddc28d651f7c97fa20e_s.jpg



 今週(10月25~29日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で87円84銭上昇し(率として0.3%の上昇)、2万8892円69銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。

 今週は、米国株が好調な企業業績などを背景に、主要株価指標の過去最高値更新が続くなか、東京株式市場は企業業績が半導体関連などを中心に堅調だったものの、10月31日(日)投開票の衆議院選の見通しが交錯し、一進一退の動きとなりました。

 「選挙報道」の例を挙げると、26日(火)の朝日新聞朝刊が「与党が安定多数確保へ」と与党の議席獲得に楽観的な報道を行い、これが好感されて、26日(金)の日経平均株価は前日比505円高と急騰しました。
 しかし、この報道に関しては、筆者もあまりに楽観的ではないかと感じ、むしろ報道の意図を疑いました。週末にかけては、好決算を発表した銘柄を物色する動きが強まりましたが、一方で、読売新聞や日経新聞などが与党の予想獲得議席に関し、厳しめの報道を行い、投資家が模様眺めのスタンスを強める結果となりました。

 衆院選の結果は、当日の天候、投票率などに左右されるため、予測が難しいのですが、自民党の過半数(233議席)確保が焦点となりそうです。公明党と合わせ、過半数確保はほぼ確実と言えそうですが、自民党単独で過半数を割り込むようですと、岸田文雄首相の求心力低下につながり、来年7月に実施される参院選に向け、政権運営に暗雲が漂うことになりそうです。


 くどいようですが、「スタグフレーション懸念」が強まるなかにあっては、「高付加価値を生み出せる」業種・企業、すなわち、機械、電機・精密、自動車の「加工型製造業」を中心に注目したいと考えます。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


■【有料メルマガ「バリュー&グロース銘柄発掘情報」好評配信中!】

 水島寒月氏が、その時々の注目銘柄の中からバリューもしくはグロースの企業をピックアップし、分析します。スタンスは中長期投資です。

 ぜひあなたの株式投資ライフにお役立てください。

 バックナンバーはこちら⇒ https://note.com/okuchika/m/m1e63ff3b24ab

 発行:毎月第1第3火曜日配信(休日の場合は翌営業日配信)
 購読料:11,000円/2ヶ月

 お申し込みはこちら⇒ http://bit.ly/valuegrowthmag

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

「億の近道」金融&経済情報チャンネル

「億の近道」金融&経済情報チャンネル

このチャンネルの詳細