本日は巣ごもり消費需要で追い風が続く、私が注目している銘柄についてご紹介します。
◆MCJ(6670) [東証二部]
【事業紹介】
BTOパソコンの製造・販売等を行う総合IT企業。マウスコンピューター等を傘下に収める。複合カフェ運営も。乃木坂46のテレビCMで認知度が向上した。
BTOとは、受注生産のことで、顧客の要望に合わせたパソコンを生産することである。iiYAMAブランドでも有名。
最近までは、パソコンの製造は大手家電メーカーが赤字部門として次々と撤退し、スマホの普及で、業界全体として右肩下がりなイメージがあるが、実際は、コロナ禍の元で国内市場としては、法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要もあり伸びている。
個人向けは勿論のこと、IT系の企業が増加し社内のIT化が進んでいるので、法人向けも成長している。
同社は、強みを活かしたハイスペックPC分野での躍進があり、グループシナジーを活かした一気通貫のバリューチェーンを稼働し、高機能な製品を安く提供できる強みがある。
また、VR分野などコンピューター関連での成長も期待が出来る。
PCの販売以外にも、PCの付属品や関連するものの販売をしている。
中でも注目なのがVR分野であり、ソフトバンクコマース&サービスと同社とホロラボ3社で業務提携した。
また、注力するゲーミングパソコンの分野においては、近年成長著しいeスポーツの分野における各種製品提供、スポンサー提供を通じて、市場及びユーザー層の拡大を目指している。
同社グループは、パソコン関連事業を主力として、ユーザーニーズを的確に捉えた特長のある高付加価値、特化型製品へ注力する中、ゲーミングパソコンやクリエイターパソコンといった分野において積極的な製品展開をしている。
同社連結子会社である株式会社マウスコンピューターは、一般社団法人日本eスポーツ連合公認パソコンを3月31日より発売する事を、JeSUやインテル株式会社の協力を得て、オンライン説明会にて発表した。
同製品は、快適な環境構築が可能な標準モデルと、画質設定をより高めながら高速描写可能なハイスペックモデルを展開し、今後JeSU主催の大会で使用される予定。
【業績面】
5月14日に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は、前期比12.5%増の155億円に伸びたが、22年3月期は前期比3.9%減の149億円に減少する見通しとなった。
新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要などに合致した製品投入や営業施策を展開し、パソコンの出荷台数が大幅に増加したことが寄与。
特定市場に向けた特化型PCや、顧客ニーズと予算に合致した製品を柔軟に投入し、市場トレンドに即した頻繁なモデルチェンジなどで、在庫ロスの低減につなげると言う。テレワークやGIGAスクールといった対コロナの特需では反動減も想定されるが、ゲーミングPCなど特化型製品の需要は今後も引き続き伸びが見込まれる。
6/15には、LSV Asset Managementが、財務省に大量保有報告書を提出し、報告書によれば、同社株式保有比率は5.15%となり、新たに5%を超えたことが判明した。今後の買い増しも期待できよう。
また、株価は昨年3月を安値に上昇トレンドが継続している。
週足チャートでは、52週移動平均線がサポートとなって下値を切り上げてきており、中長期での上昇が見込めるだろう。
(あすなろ産業調査部 藤井勝行)
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