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投資家Sの今週の注目銘柄 岩崎電気【6924】

2021/06/17 13:38 投稿

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 皆様こんにちは、投資家Sと申します。
 本連載は、創業(1964年)半世紀を超える投資日報社が、毎週月曜・木曜に発行を行っております、”投資日報α”(月曜版)に掲載しております。


 関東では週明けから雨模様となっており、ついに梅雨入りとなりそうです。
 私は北海道出身の為、6月=“湿気の無い晴天”のイメージがあり、1年の中で最も良い季節である事が頭と体に刷り込まれております。

 雨が少ないこの時期の札幌は、お祭りが二つ開かれております。

 一つはよさこいソーラン祭り。
 二つ目は北海道神宮例祭(札幌まつり)。

 今年は新型コロナウィルス感染拡大により、残念ながら延期・中止となっておりますが、ワクチン接種が完了している来年には、2年振りに開催される可能性が高いです。

 日本でも6月中にはワクチン接種者が2,000万人を超える見通しとなっており、来月からはいよいよ“アフターコロナ”が本格化しそうです。

 実際の生活では、外食・旅行・エンタメ・スポーツ等の、コロナ禍で抑制されていた行動を再開する事になると思われますが、株式市場ではアフターコロナのその先、”NEXTコロナ”を考える必要があります。

 筆者は、NEXTコロナは株式市場の下落だと考えております。

 経済が正常な状態に戻れば、現在の量的緩和を継続する大義名分は無く、足元でのインフレ懸念、住宅を含む資産価格の高騰は、日本のみならず地球民の生活に大きな影響を及ぼしでおります。

 2010年代は株高の時代で多くの株式投資家はその恩恵に与りましたが、2020年代は株式受難の10年となる可能性も考慮しておく事が必要です。

 自己資金を投資する個人投資家は、他人資本の運用を行う機関投資家とは精神的な負担が異なります(機関投資家は失敗しても最悪クビになるだけですが-ヘッジファンドを除く-、自己資本を投資する投資家は自らの懐にダイレクトに響いてきます)。

 2021年下半期は守りの半年となる可能性を意識して、精神的負担の少ない割安株に着目した株式投資を検討してみてはいかがでしょうか?


 筆者はグロース株主体ですが、暴落局面が来ると精神的に耐えられないので、利益バリュー株と成長株ロング・割高株ショートの組み合わせで、精神のバランスを保っております。

 明日も明後日も株式市場は開いております(2020年10月1日は、東証がやらかしたので終日クローズしてました・・)。

 焦らずじっくりと株式投資で資産形成を行って行きましょう!


 さて今回は、2021年5月下旬に掲載を行った、注目の割安株についてご紹介させて頂きます。


■岩崎電気【6924】


 LEDを中心とした照明機器の製造・販売を手掛ける岩崎電気【6924】は、1944年に会社設立、株式上場は1961年の老舗企業。

 同社の照明器具は道路・トンネル・公園・各種スポーツ施設等、屋内・屋外問わず使用されている。

 直近では、半導体関連の光光源や、紫外線を活用した空気洗浄機「エアーリア」の製造・販売も行っており、新型コロナウィルスの拡大で換気の重要性が求められる中、時代のニーズに合った除菌商品も発売している。
 業績だが、今期は売上高・営業利益共に前年度比約2%の増加を予定しており、日本政府が進める脱炭素社会の実現に向けて、省エネ性能の高い照明へのニーズが高まっていく事が予想されており、業績の拡大は続く見通しとなっている。


 さて、同社株に注目したのは、二つの理由がある。

1.“今期の利益水準と比べて圧倒的に割安な株価指標”

 今期の営業利益は期初段階では30億円予想、EPS(1株当たり利益)も290円となっているが、現在の株価は1,500円台後半に留まっており、今期の予想PERは5倍台、PBR0.38倍となっている。東証1部上場の電気機器メーカーの中で最も割安になっており、株価指標から見た割安度合いは抜きん出ている。

2.“同社は5月19日に資本効率の改善を目的として、33万株・5億円上限の自社株買いを発表”

 今回の自社株買いは発行済み株式数の4.3%に相当し、来年3月末までの期間に上限株数の購入を行えば、市場に出回る株式は大幅に減り需給は改善される。また、自社株買いは1株あたり利益を増加させる効果もある為、EPSは今期予想からさらに4%以上改善される事となり、300円を超える水準まで上昇する事となる。

 同社はコロナショック真っ只中の昨年3月にも7.5万株・1億円上限の自社株買いを発表しており、わずか1か月程度の期間で取得を完了。設定を行った自社株枠は使い切る可能性が高い。


 このように”業績堅調”、”需給良好”な銘柄であり、材料一つで株価は大幅に上昇する事となってもおかしくない。後は、同社株に再び光が当たる事だけだが、そのきっかけは、来年4月に予定されている東証の市場再編であろう。
 同社がプライム市場に残る為には、現在の時価総額を3倍以上に引き上げる必要がある。

 企業価値向上の為に、二の矢・三の矢を放つ可能性が高いと筆者は考えている。


(投資日報α 2021年5月31日号掲載)


(投資家S)


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  トレース合同会社 社長
  株式会社投資日報社 専務取締役
  大学卒業後、2004年から証券会社にてFXの仕事に従事。
  以後、14年間に渡り、営業・企画・トレーディングの最前線で活躍。
  リーマン・ショック・ユーロ危機・Brexit等々の並居る大相場の中、裏方として市場の最前線で指揮を取り、FXの表も裏も知り尽くす。
  2018年秋、11年間勤めたマネックス証券を退社して、暗号資産(仮想通貨)の交換業者となる、株式会社ディーカレットの立ち上げメンバーに加わる。
  2020年5月に、相場道を究める為に同社を退職。
  個人投資家として株式投資を行いながら、投資に掛ける時間が限られる兼業投資家の方に有益な情報を届ける為、株式について日夜分析を行っている。
  日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト(CMTA)
  相場に対するモットーは、「利食いたくなったら乗せろ」

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