中長期的な株式投資か変化を活用する短期型の株式運用かでスタンスは違いますが、絶えず株式相場の未来を展望する活動は続きます。そこには願望的な展望もあれば思惑も出て参ります。
今日、明日の相場展望では日々一瞬にして過ぎていく相場の変化になかなかついていくのは大変ですが、多少時間的な余裕をもって相場を展望するような活動は投資家にとっては不可欠なものと考えます。
さて、4月も後半に入り、明日からラスト立ち会い3日間。
いよいよコロナ禍2年目のゴールデンウィークに突入します。
皆さんの今週以降の相場展望はいかがでしょうか。
ゴールデンウィーク突入前の今週はポジションを持ちたくない投資家の売りが予想されます。一方で予想外の業績発表でポジティブな投資スタンスを堅持しリスクテイクしようとなさっている投資家もお見えでしょう。
過去1年タームの期間での高値警戒感や利益確定売りの潮流がある一方で、超低金利政策の堅持、日銀によるTOPIX型のETF買い支え期待に加え、コロナ収束後の企業業績への回復期待が後押しとなり前向きな投資スタンスを考える必要もありそうです。
下げる時はそれに伴ってネガティブな情報が飛び交います。
上げる時は海外株高などに理由を求めながら上昇に向かうのが常です。
決算発表シーズンとなり、ここでは決算の発表が相次ぐ企業業績に投資の拠り所を求める必要が出てきます。
一部の銘柄に偏りがちな日経平均で語られる全体相場は今しばらくは頭重い展開が続きそうですが、基調はまだ崩れた訳ではなく当面は2万8000円台から3万円の間での変動が続くでしょう。
GW前後はなかなか戻り切れない展開が続きそうですが、投資家の立場では大崩れしないという株式相場の前提に立って前向きな投資スタンスを堅持すべきだろうと考えられます。
日経平均のレンジとしては弱気派は2万5000円、強気派は3万3000円、更に1、2年後には3万9000円、つまり、1989年の高値水準を予想する向きがあります。
当面は日経平均3万円台乗せ、TOPIXの2000ポイント台乗せの機会を伺う展開を本誌では想定しておきたいと思いますが、問題は局地的にはどうなるかといったことになります。
全体と個別では異なります。多くの皆さんの関心は個別にあろうかと思います。
株式天気予報は各市場関係者がご託宣するものです。
当らずとも遠からずの相場展望はテレビや新聞などのメディアで伝えていますがなかなかズバリを予測することはできません。
それは地震の予測と似ていますが、それでも比較的ポジティブに捉えるべきなのは市場が個別企業の事業活動の結果生じる業績の結果に従って基本的には変動するためです。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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