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 東京オリンピック大会組織委員長の森喜朗会長(83歳)が女性蔑視発言で退任することになった。

 問題視されたことが女性蔑視発言にあったようだが、なぜそんなことでやめることになったのかは私には分からない。何か政治的な意図を感じてしまうのだが、本日は女性の社会進出と注目企業という点にフォーカスしてみたい。


 古い時代において森会長は長年にわたりリーダーシップを取り続けてきた。
 ラガーマンでもありスポーツへの関心も人一倍あったと思う。
 その思いが再びの東京オリンピックの開催へと駆り立てたのだろう。

 いつも時代に遅れ気味な発言(ITをイットと言った笑い話は有名)でメディアで騒がれてはきたが、日本の元首相であり国民にとっては庶民的な自民党の重鎮である点は否定できない。

 そんな元首相の森会長にとって残された人生を東京オリンピックの大会組織委員長として迎えることはコロナ禍で1年延長される中で目前に迫った一大イベントとなる筈だったが、少しだけ女性委員への議事進行に苛立ちがあったのでしょう。一般庶民からすれば、ちょっとした女性への差別発言ととられてしまい、追及の魔の手に翻弄され、辞任に追い込まれたと筆者は考えている。

 コロナ禍で男女が協力してスポーツの祭典であるオリンピックを開催することに否定するものではないですし、最後まで頑張ってほしかったと思うのだが、決断された以上は後任の方(川淵氏の話はなくなった)にバトンタッチして開催までぜひ支えて頂きたい。


 女性の社会進出が広がる中で経済の構造も変化し、女性の働く機会の増加から保育など子育て支援サービスが成長の一途を辿っている。

 日本の株式市場には既に多くの子育て支援関連銘柄が上場し、それぞれに成長を辿りつつある。また女性経営者の活躍も目につくようになってきた。


 保育事業では既にJPホールディングス(2749)やライク(2462)、グローバルキッズC(6189)、Kids Smile(7084)、さくらさくプラス(7097)などが上場。これらの企業自体が保育士など女性の有効活用を行っており、少子高齢化の中で着実な成長を見せている。

 これらに続いて、ポピンズHD(7358・代表取締役会長 中村紀子)が昨年12月に東証1部市場に上場。上場時は不人気(公開価格2850円⇒初値2679円、安値2326円、高値2909円、時価2885円)だったが、このところは堅調な株価推移となりつつある。
 2月9日にオンライン決算説明会を開催したことが契機となって株価は強含んでいるように思われる。

 会長以下、女性役員が圧倒的でお仕事上も女性の活躍する場が広がっている企業であり、グローバルな指向をして成長を目指している点がここでのポイント。DXでの成長にも挑戦している。


(炎)


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