今週(1月18~22日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で112円27銭上昇し(率にして0.4%の上昇)、2万8631円45銭で取引を終えました。4週連続の上昇です。
先週と流れは変わらず、超金融緩和のなか、景気の改善期待、長期的な技術革新の進行が株価を支える構図が今週も続きました。短期的な高値警戒感はありますが、景気や企業業績の先行きに対する期待も根強く、下落局面では押し目買いが入ってきます。
来週からは、国内主要企業(3月本決算企業)の20年度第3四半期決算の発表が本格化しますが、半導体関連企業などを中心に機械、電機・精密、自動車など、加工型製造業の好調な業績が見込まれます。
一方で、米国など主要国の20年10~12月期のGDPの発表も始まります。
新型コロナの感染再拡大を受けた経済規制の影響もあり、若干弱めの数値も予想されますが、株式市場ではある程度織り込み済みではないでしょうか。
引き続き、高値警戒感は強いものの、日経平均株価で2万9000円に挑戦する局面もあるかもしれません。
(水島寒月)
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