~光通信が筆頭株主となっている企業~
ここからの投資作戦としては出遅れ感のある銘柄に活路を見出したいと思いますが、特にここでは有力な投資家となっている光通信が大株主となっている企業をチェックしたいと思っております。
光通信は基本的には毎期積み上がる余資で純投資を続けている状況のようですが、銘柄選定のやり方としては比較的キャッシュリッチで安定した収益が上がっている高配当銘柄への投資が主たるものとなっております。
先般、ビル用ゴンドラメーカーで154万株を保有する筆頭株主となっているサンセイ(6307・東証2部・本社:大阪)株の50万株の買い増し表明を行い、株価の先行きに一時的にしろ思惑が働き一時急騰を演じたようです。
今後も純投資を貫くのか物言う株主となっていくのかは分かりませんが光通信のスタンス次第では同社が大株主となった上場企業に多少の緊張感が走る可能性があります。
ということで光通信及びそのグループ企業(オーナーを含む)が現在、大株主(上位10位以内)となっているのは200銘柄ありますが、その中で筆頭株主(連結子会社を除く)となっているのは以下のような企業です。
参考までにご覧下さい。
1.徳倉建設(1892・名証2部) 保有率 9.2%増減↑
2.太平電業(1968) 12.9% ↑
3.特殊電極(3437) 24.7% ↑持分法
4.アプリックス(3727) 9.9% ⇔
5.データアプリケーション(3848) 15.6% ↑
6.ベネフィットジャパン(3934) 23.8% ↑持分法
7.ハイマックス(4299) 6.5% ↑
8.東邦システムサイエンス(4333) 19.0% ⇔
9.日本コンピュータダイナミクス(4783) 7.4% ↑
10.CIJ(4826) 10.8% ↑
11.日本高純度化学(4973) 7.3% ↑
12.テクノスマート(6246) 13.9% ↑
13.サンセイ(6307) 19.8% ↑
14.巴工業(6309) 8.7% ↑
15.荏原実業(6328) 9.1% ↑
16.中野冷機(6411) 31.0% ↑持分法
17.かわでん(6648) 8.5% ⇔
18.アイコム(6820) 12.7% ↑
19.西川計測(7500) 15.1% ⇔
20.第一実業(8059) 6.7% ↑
21.シナネンHD(8132) 9.8% ↑
22.サンネクスタG(8945) 10.6% ⇔
23.MTI(9438) 21.4% ↑持分法
24.ベルパーク(9441) 31.0% ⇔持分法
25.イーレックス(9517) 21.3% ↑持分法
26.英和(9857) 9.5% ↑
27.北沢産業(9930) 8.6% ⇔
前期末と比べて買い増ししている銘柄が圧倒的ですが、変わっていない銘柄もあります。株価が上昇すれば内田洋行(8057)のように前期末の筆頭株主から8位の株主へと低下している場合もあります。純投資なので臨機応変に売買している状況が伺えます。ですから株価が上がれば売却することもある点は留意して置く必要があります。
狙い目となるのは2位から10位までの株主となっていて割安感のある銘柄と言えます。その多くは流動性に欠けている場合がありますが、同社と同じスタンスで長期投資に臨まれる投資家には参考になるかと思います。
(炎)
【こちらもどうぞ】
炎チャンネル「光通信銘柄を研究せよ」 https://youtu.be/sdG9O_6bCEI
炎チャンネル「光通信の投資法」 https://youtu.be/vav0Knvzq9U
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
コメント
コメントを書く