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ジュニアNISAはあと3年

2021/01/08 11:33 投稿

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 億近読者の皆様こんにちは。

 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。


 ジュニアNISAの口座開設ができるのは2023年末までとなります。
 あと、丸3年ありますので、子供1人あたり80万円、合計で240万円の投資枠が利用可能です。是非使ってみましょう。

 ジュニアNISA終了後のことを心配される方は多いですが、問題ありません。
 ジュニアNISA口座で保有している資産は、2024年以降に5年の非課税運用期間を終えた時にまだ未成年のままなら、「継続管理勘定」という非課税口座で成人するまで置いておけます。5年の非課税運用期間終了時にお子様がもう成人していたら、成人用のNISAにロールオーバーできます。

 このようにジュニアNISAは長期運用できるということを覚えておきましょう。
(あくまでNISA制度が継続することが前提です。)


 また、積立をずっとやっていきたいという方は、子供名義の課税口座で引き続き投資は可能です。
 ジュニアNISAだけが未成年用の証券口座ではありません。証券会社では親権者の手続きによって未成年者口座を開けることができます。

 ジュニアNISAは教育資金目的で運用する、子供に残してあげる資産を運用する、子供のお年玉を運用してあげる、など様々な使い方ができます。

 個人的には、あまり目的を限定せずに個別銘柄で長期投資することにチャレンジしてみると面白いと思います。


 0歳から投資を始めれば、20年経っても20歳です。
 30年経ってもまだ30歳です。
 人生まだまだこれからです。
 若い人ほどリスクがとれることは言うまでもありません。

 例えば、自動車株のホンダは1980年~2010年にかけて株価が6~10倍になっています。
 この期間には日本のバブル崩壊とリーマンショックがあったにも関わらず、このような上昇を見せています。

 もちろんこれからの時代の20年30年で成長する企業を見つけることは容易ではありません。


 しかしこう考えたらどうでしょうか。

 今EPS200円の企業の株価が4,000円を付けており、PERが20倍だとします。
 この企業のEPSが20年後にいくらになっているでしょう。
 平均年3.6%の利益成長だとしても20年でEPSは400円になります。
 その時にPERが20倍をつけていれば、株価は8,000円です。
 PERが15倍でも6,000円です。

 これは例として控えめな計算をしています。
 皆様は億への近道をご存知でしょうから、もっと高い成長率の会社をご存知かと思います。


 子供たちに資産運用を見せてあげてください。
 実際に企業活動・経済活動に投資をすることでお金が増えることを教えてあげてください。


 一見難しそうな投資のお話ですが、自分名義の資産であれば子供たちも興味をもつのではないでしょうか。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

生き抜く力を育むお金の体験型教室FP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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