MCJ(6670) [東証二部]
BTOパソコンの製造・販売等を行う総合IT企業。マウスコンピューター等を傘下に収める。
複合カフェ運営も。乃木坂46のテレビCMで認知度が向上した。
BTOとは、受注生産のことで、顧客の要望に合わせたパソコン生産すること。iiYAMAブランドでも有名。
最近はパソコンの製造は大手家電メーカーが赤字部門として次々と撤退し、スマホの普及により業界全体として右肩下がりなイメージがある。しかし実際には、コロナ禍の元で国内市場としては法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要もあり伸びている。
同社は強みを活かしたハイスペックPC分野での躍進がありグループシナジーを活かした一気通貫のバリューチェーンを稼働し高機能な製品を安く提供できる強みがある。
また、VR分野などコンピューター関連での成長の期待が出来る。PCの販売以外にもPCの付属品や関連するもの販売をしている。中でも注目なのがVR分野であり、ソフトバンクコマース&サービスと同社とホロラボ3社で業務提携した。
また、注力するゲーミングパソコンの分野においては近年成長著しいeスポーツの分野における各種製品提供、スポンサー提供を通じて市場及びユーザー層の拡大を目指している。
このような中、同社連結子会社である株式会社マウスコンピューターは、株式会社Gzブレインが運営するプロゲーミングチーム“FAVgaming(ファブゲーミング)”のレイボーシックスシージ部門への機材提供を実施す
る。
マウスコンピューターは今回、新たにレインボーシックスシージ部門専用のトレーニングルームが設置されるにあたり、ゲーミングパソコンブランド“G-Tune”のデスクトップパソコン「NEXTGEAR i690GA4」、高精細ディスプレイブランド“iiyama”の液晶ディスプレイ「G-MASTER GB2560HSU」を機材提供し、トレーニングルーム内での練習等でご活用できるとの事。
【業績面】
8月5日に決算を発表。
21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比69.4%増の51.4億円に拡大した。売上高は444億20000万円(前年同期比28.2%増)、営業利益は49億円(同63%増)に拡大した。
法人のリモートワーク需要や個人の巣ごもり消費需要などに合致した製品投入や営業施策を展開したことにより、パソコンの出荷台数は大幅に増加し寄与した。
ちなみに営業利益は四半期として初めて40億円を超え、過去最高益を更新している。
欧州もロックダウン以前の駆け込み需要に対応し、積極的な営業を行い、在庫確保にも迅速に対応した結果、前年同四半期比で増収増益にて着地。
株価は3月を安値に上昇トレンドを継続している。
大きな値幅はないものの13週移動平均線がサポートとなり下値を切り上げてきており、中長期での上昇が見込める。
(あすなろ産業調査部 藤井勝行)
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