心配事が先にあると不安が先に出て仕事がはかどらない。いつ自分が感染するのかなどを恐れる余り、委縮してしまうのも仕方がない。
かつてはいつ空からミサイルが飛んでくるかなど不安感があったし、東日本大震災後は原発事故で放射能が飛んできていつ甲状腺がんにかかるのか不安だった。
人類は見えない敵と絶えず戦ってきた。
今回またしても見えない敵。周期的な見えない敵の襲来が私たちの経済活動を脅かすことになる。
ことは1日、2日の辛抱で済む話ではなく、いつになったら収束するか分からないという不安という見えない敵にも苛まれることになる。
過去の歴史に学べば未来のどこかで収束する筈だが、それが1年先なのか2年先なのかを知る術がない。感染拡大阻止が先か経済回復が先かと問われれば感染拡大阻止が先に来る。
解決方法はワクチンに治療薬、人工呼吸器、人工心肺、マスクに防護服、病床確保に医療体制、PCR検査体制と多岐にわたるが、重要なことは社会システムの変換と言える。感染者との濃厚接触者追跡システム、オンライン受診システム、人と人が接触しないで済むシステムを非常事態において構築することが収束後の今後の課題ともなるだろう。
収束などまだ夢のまた夢の状況ながら、時間とともに収束の兆しも見えてくる筈。
まだ微妙な状態ながら兆しだけでまずは株式相場は第2段階の上昇局面を迎えることになるだろう。収束の鍵となる治療薬は新型コロナウイルス肺炎にも効果があると言われるアビガンの存在がある。これによって株式相場は第1弾の戻り相場を演じた。
今回はその増産報道で第2弾の上昇相場を演出することになる。また、これに続いてワクチン開発が時間とともに進展し、マスク、防護服、人工呼吸器の増産などが進むことで医療現場に死者を出さないという安心の体制が構築される。
経済への不安も一律一人10万円の支給で解消に向かう。
世界中で感染拡大阻止行動で委縮した経済活動は米国などの対応策で徐々に元に戻ることになる。
自粛モードから通常モードへと生活システムが戻ることになるという兆しが見えた段階でクラッシュの痛手を受けた株式相場も修復に動くことになる。
そうした兆候に備えるべき展開が見え始めたように思える。
(炎)
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