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目利き力を鍛える

2020/03/27 11:42 投稿

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 億近読者の皆様、こんにちは。
 お金の教育特化のFP、遠藤功二と申します。


 私は、家庭でできるお子様向けの金融教育の方法について、連載しております。

 日本国内で定められている「金融リテラシーマップ」では、小学生の時に金融取引の基本としての素養として以下のことを身につけて欲しいと書かれています。
(以下、「」内は引用箇所)

「小学生が巻き込まれる金融トラブルの実態について知り、消費生活に関する情報を活用して比較・選択する力を身につける。」

(出典)知るぽると 金融リテラシーマップ
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy/


 「情報を活用して比較・選択する力」

 これは大人でも難しいですね。
 では、どのようにこのような力をつけていけば良いのでしょうか。


■「価値基準を持つ」


 小学生はともかく、学生が巻き込まれやすい金融、消費生活における犯罪といえば、

「違法なキャッチセールス」
「ネズミ講」

などが挙げられます。

 私は、これらの犯罪から身を守るためには、人生に目的意識や目標を持ち、価値基準を持つことが重要だと考えます。

 例えば、今の子供が将来大学生になり、違法なエステのキャッチセールスの勧誘を受けたとします。
 もしあなたのお子さんが、自分の留学費用のためにお金を貯め、英会話学習のためにお金を使い、使い道のないお金は株に投資していたとします。
 そのような学生さんが、違法なエステ、もしくは違法な芸能事務所の勧誘などに引っかかるでしょうか。

 また、「将来は自分の会社を立ち上げ、世の中の人のためになることを成し遂げる。」と意気込んでいる若者が、健康食品のネズミ講に引っかかるでしょうか。

 起業家に、ネズミ講をやっている暇はありません。

 自分の価値基準がしっかりしていれば、価値基準にそぐわないものを退ける判断ができるようになります。


■「価値基準がないと、、、」


 私は大学生の時に高額なビジネススクールの勧誘を受けました。
 70~80万円くらいするスクールで、就職内定率を高めるという目的のスクールでした。
 私は大学生の時に、特に人生の目標もなく稼いだバイト代をローン返済と浪費に使いきる生活を送っていたので、

「就職率が上がるならいいかも。」

とそのスクールに入会しようと考えました。

 しかし、話を進めていく中で強引なトークが怖いと思ったのでそのスクールには、

「お金がないから入れない」

と言って断りました。

 先方のクロージングの段取りが二流だったので助かりましたが、お金のない学生から、平気でむしり取ろうとする人間がいることを知り、ゾッとしました。

 目標を持たずフラフラしていると、心の隙間を狙われます。
 お金がなくても、借りてまでお金を払わせるのが、悪徳業者の手口です。


■「小学生から始める身を守るための価値基準教育」


 1.価値を吟味する

  価値を吟味する習慣をつけるよう促しましょう。
  「友達の家でやったことがあるゲーム」
  「図書館で読んだ本の別のシリーズ」
  は、価値や期待値が吟味されています。
  それらを吟味した上で買うのであれば良いと思います。
  一方で、玩具屋さんのガチャガチャ。
  何が出てくるかわからない。
  出てきても小さいおもちゃ。
  これに価値を見出すことができるでしょうか。
  (おもちゃ業界の方には申し訳ありませんが私見です。)
  価値のないものにお金を出してしまう、価値がわからないものにお金を出してしまうのは、悪徳業者に騙される典型です。

 2.自分で請求書を作成する体験をさせる

  自分がお金を払う立場ではなく、自分がお金を請求する立場を体験することは、お金の流れを理解する上で大変有意義です。
  お金の流れが理解できていれば、違法な請求の違和感に気付けます。
  例えば、
  お子さんが休みを利用して1日に「草むしり、窓拭き、雑巾掛け」をお仕事として行ったとします。
  その際に、「草むしり100円、窓拭き50円、雑巾掛け100円、合計200円」のように請求書を作成させるわけです。
  お金を請求し受け取る仕事をすると、割高な商売が目に付くようになります。
  不正な請求の不合理に納得できなくなるというわけです。
  これは大人でも同じです。
  会社勤めだと、自分の給与の源泉が見えにくいですが、自分で受注し、自分で仕事を行い、自分で請求をする体験をすると、お金の流れが理解できます。
  物事の価格は、サービスと価値と費用で成り立っています。
  高級ホテルが高額なのは、高いサービスと設備投資費用と不動産費用にお金がかかっているからです。
  このような仕組みを理解することで
  「効果のわからないエステに何十万円も払うなんてあり得ない。」
  といった判断が即座にできるようになるわけです。
  このように、お金を請求する側の立場を経験することで、商売にシビアになり、目利き力を鍛えることができるようになります。


 ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。

 お金の教育は、試験問題のように模範解答がない分、子供に教えることで、親も気づきを得ることができます。

 日々、悩みと気づきを楽しんでいきましょう。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

 大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
 証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。
 FP資格やMBAをとっても、会社にお金で縛られていたら何もできない。
「お金のためだけに働くつまらない生き方を他の人たちにはさせたくない。」
という志をもち、お金が原因で不幸になる人を少しでも減らすべく、教育特化のFPとして奔走中。
web:https://fpkun.com
メルマガ:https://mailseminar.fpkun.com/


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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