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株の玉手箱 5年前の港湾ストが思い出される

2020/03/15 02:22 投稿

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 新型ウイルスによる影響が製造業を直撃しています。
 企業取材も訪問は受け付けず電話取材対応が多いようで、在宅で後から折り返しということもありました。在宅だと資料が豊富でないのか対応は大変そうです。

 訪問可能なケースではIR担当者が揃ってマスクで防護。
 訪問者に体調に関してのアンケートに答えるなど初めての経験です。
 NYテロ時のカバンのX線撮影に比べれば驚きは少ないですが・・・


 本決算締めの3月末に向けて忙しくなる時期。でも今回は政府方針に従い、外出せずオフィスでのデスクワーク中心の様です。学校も早々に休校で空いている通勤電車は快適ですが。


 新型ウイルスの感染力は強そうだけど、インフルエンザより症状は重いと言っているテレビ番組に出演した医師もいれば、軽いとの見解もあり、素人である私たち一般市民は困るばかりです。
 最近の報道によると無症状または軽微な方もいるとし、知らずに他人に感染させてしまうとはインフルエンザと同様です。罹患して抗体が出来ても再度感染するとは恐ろしいですが。


 唇ヘルペスウイルスに感染して症状が完治。しかし数十年経過後、突然顔面神経麻痺を起こすことも。ヘルペスウイルスが死なず長期間に渡って耳の裏で隠れ、人の免疫力が低下したときに活性し神経が圧迫されてしまう。

 今回の新型ウイルスが体内で長期間宿ることがないことを祈るばかりです。


 ウイルス影響から製造業の工場は大変です。
 特に春節後に実家から帰宅出来ない従業員から工場稼働率は大幅に低下し、生産が難しい状況でした。
 A社では先進国向けに最低限のモノを作り、B社では顧客の2社購買は助かるが、供給出来なければ今後のシェアダウンが見えるとし、材料入手・生産場所など必死に供給責任を果たしています。
 一般市民の在宅率も日本ばかりではなく、モノの売れ行きは減少しても在庫も減少しており、部品によっては緊急増産していることでしょう。


 2014~2015年の米西海岸港湾ストでは在庫が枯渇し、通常船で運ぶものもエアーを利用し100億円単位のコスト増になった企業もあり、採算度外視でもやらざるを得ない時もあります。

 コスト増による減益の傍ら、メリットが勝るケースや享受する企業も出てきそうです。


(あすなろ産業調査部)


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株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会


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