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ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい 第14回

2020/01/08 22:25 投稿

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  • 億の近道
  • 投資
  • 石川臨太郎
  • 2007年
  • 不動産



■第14回■

 私は生涯を通して考えるなら、株で損をすることはない体制を作り上げました。ただし人間は欲が深いので、つい油断してドジを踏むことがないとは言えないので、油断はしていません。

 現状のままで行けば人生トータルで考えると株で損をしないという理由は以下の通りです。


 私は過去に株式投資で儲かった時に、その利益を現金で引き出してワンルームマンションをコツコツ買い、さらに若いころローンを利用して買ったワンルームマンションの借金の残債を株の儲けで、全部返済しました。更に株の儲けだけで株式運用をしていましたが、その中から、またお金を30%引き出して残っていた住宅ローン(当初借入額の60%が残っていました)を完済しました。これだけ株式投資で得た利益をすでに引き出して別の資産に切り替えて、コストゼロの資金(株で儲けた分だけの資金。投資元本はすべて回収済み)で運用しているわけですから、新たにニューマネーを株式市場に持ってこない限り、株で損をすることは出来ないことになります。

 もちろん一年ごとの期間計算で言うならば、2006年のように年初より株式投資で資産額を減らしてしまうことはあり得ますが^^;


 私が自分は本当にラッキーだと思うことは、欲をかきすぎて馬鹿なことをしようとすると、その前に幸運の女神様が合図を贈ってくださることです。その合図にハッと正気に帰り、大きな失敗を避けることが出来ているのです。


 自分のブログにこんなことを書きました。

『自分で自分のことを「本当にツイている」と思っています。

 絶好調の住友金属鉱山を利食いした資金でストップ安2連荘の日本電子材料などを買って何がついているんだ、最悪じゃないかと思われる方がほとんどではないかと思います^^;

 たぶん昔の私なら、損したな~と、自分のやったことを責めまくり、自戒の念に落ち込んでしまっていたと思います。

 しかし実は今回も、大いに痛い痛手のおかげで、もっと大きな失敗を回避できていたのです。このブログでも前に述べてきましたが、住宅金融公庫の住宅ローンを完済することに決めて、去年の10月ころから持ち株を売ってキャッシュポジションを高めてきました。代理店の銀行の担当者の作業が遅くって、返済は3月中旬ということになっていました。

 「2ヶ月以上も住宅ローン金利を払うのか、もったいないな~」とは思いつつも、住宅ローン繰上げ完済は、この返済の日までに、いつでも取りやめてしまうことが出来るのです。

 2月26日までの、あまりにも好調な株式市場の状況から、「住宅ローンの完済をやめて、その資金をもう一度株にまわそうかな~」なんいう愚かな考えが心の中でチョロチョロと芽生えてきていたのです(爆笑)

 人間の欲には際限がなく、どうしても欲をかきすぎて道を誤ってしまうこともあります。そんな時に世界同時株安が起こったので、無事住宅ローンを完済することが出来ました。もし住宅ローンを返さないで、また株式にお金を回していたら、4月5月の株式市場の状況から考えて、被害はとても大きなものになっていたと思います。

 いままでに、何度もいやなことが起きましたが、その意味を考えて、自分の行動にミスがないか、何かおろかなことをやっていないかと考える癖がつきました。多くの場合、何の関係もないはずの出来事が、別の自分の愚かな行動を気づかせるために起こっていることが多かったからです。

 そのことに最初に気づいたのは香港のファミリーマンションを売った後のことでした。ちょうどそのころ香港のマンションの価格は、現在の中国株やベトナム株のように日々値上がりしていきました。たまたま入居者が2年契約の半分の1年目に出て行ってしまいました。
 その当時香港のマンションは空き室になっているほうが、自分達の住まいとして買おうという購入希望者も多くいたため、入居者がいる場合より売りやすかったのですが、売るつもりのなかった私は早く次の入居者を探して欲しいと、管理会社に依頼していました。

 香港のマンションの場合は2年契約で賃貸に出しますが、1年で出て行く場合は、残りの1年分の家賃を払って出て行きます。管理会社は売った方がよいということで、ちっとも次の入居者を探してくれません。そのうち日本人スタッフが辞めてしまい、日本語の通じるスタッフがいなくなりました。そして管理会社が分裂し、二つに分かれてしまいました。その他にもいやなことが沢山起こったので、嫌気がさして管理会社の言う値段の1割り増しで1月中旬にマンションを売る意向を伝えたら、一週間で買い手が見つかりました。

 香港は英米法の世界なので契約内容をお互いの弁護士などが精査して、資金が清算され売却代金が日本の口座に振り込まれてきたのは3月の終わりのころでした。

 その後、聞いた話では、4月以降マンションの売買がパタッと止まってしまったようです。売るならあのときしかなかったという、最高のタイミングで売れたようなのです。そして、しばらくして円の大高騰がおこり1年半ほどで円は79円まで行ってしまいました。もしあのタイミングで売りに出していなかったら、為替損で利益はすべて飛んで円貨で換算すれば、利益はまったくなくなってしまっていたところです。


 これでもかこれでもかと起こったいやなことがなければ、マンションを売ることはなかったと思います。また偶然にテナントが出て行かなかったら。管理会社の社長が転売益を狙って売却を勧めなかったら・・・。もろにこの円高にぶち当たっていました。勿論持ち続けていても円高が円安に振れて、数年後には不動産価格がもっと上がっていたかもしれません^^;。これは調べてはいません。調べてもどうしようもありませんから^^;

※2007年7月3日掲載。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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