8月底値を3回試した後、9月より上昇相場が始まった。その際のけん引役は「外国人投資家」であった。久々に買い越し姿勢を示し、日経平均は僅かな期間で2000円幅の上昇を示現した(8月26日から9月19日)。
その後、一時的な調整が入るものの、2週間程度で収まり、その後は年初来高値である22615円まで上昇、期間は4日間(値幅もほぼ1000円幅の上昇)。
このような相場の立役者は「外国人投資家」と推測されるが、その上昇の大きな要因は「需給関係」にあったと思える。実際に私個人的が9月の上昇時、「空売り」をかけていました(日経レバレッジ)。その間、空売りの増加が著しく、21700円から22000円まで売り上がりましたが、逆日歩攻勢にやられ、10月3日に買い戻した時には、値幅では利益を取れたものの、逆日歩が大きく薄利で終わりました。
そして、先週からの戻り相場においても、法人・個人投資家が売り持ちをしているとのことで、売り残・買い残が切迫している。売り残が積まれた分、下値が限定的になり、ヘッジファンド系の意図的な買い攻勢が入ったのでないかと思われる。
トランプ大統領の度重なる危険は「コメント」で株式市場が乱高下する為、投資家は必然的に、リスク回避のための「売り持ち」をする行動に出た。その逆手を取った展開が今の相場になっていると考えられる。
相場にとって需給関係とは、一番大切なところです。
私の投資スクール授業でのリアルトレードの際、売り板が厚くなった時に、株価の上昇への動きが始まると教えています。これは、厚い売り板を取ることによって、出来高増加が始まり、その動きに投資家が興味を示すことにより、株価の上昇に繋がるからです。
今回、空売りが厚くなったところを買い手が仕掛け的に攻勢をかけたと見られる。
言うまでもなく、この4日間の大きな上昇のけん引役も「外国人投資家」によるものと考えられる。10月初めの押し目が入った際に外国人投資家は、再度買い戻しに転じていた。
彼らは、相場巧者です。
以前からも日本株の割安感は度々指摘されていたが、10月の消費税率引き上げが実施されたことで、日本市場の悪い材料が織り込まれたと考えられる。
(大魔神)
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