やはり、株式市場の上昇には、外国人投資家が必要不可欠である。
前回も指摘したが、8月の三度にも渡る下値模索の相場は、何かあったに違いない。
いま振り返ると、特に8月26日の朝の円ドル相場。そして、225先物の動きが、前回の20100円台を付けた時とは大きな違いがありました。それは、その時の買い方に変化があったことです。8月最終の週、東証一部では、外国人投資家が買い越しに転じていたのです。
この8月最終週、特に円ドル相場の動きに変化が見られた。26日、東京市場が始まる前は104円台であった円ドル相場が、8時50分には105円台に戻り、225先物(時間外ですが)急速に戻り歩調をとり始め、20010円が歩調を合わせるように、ドル相場が円安に向かうと20100円まで気配を上げていた。
この時の買い手が、外国人投資家であったのです。
あの時は、20000円を割り込む気配であり、海外市場の下落の影響を受けて、東京市場はかなり下落すると見られていたが、実際はそれに反し、東京市場は下げたものの下げ渋るような形で終わり、その後、上げ幅で2000円幅の上昇を演じた。
一説には「ヘッジファンド」の買い戻しとも言われているが、欧州系でファンド関係者によると「日本株の割安感から、海外年金ファンドなどロング資金も介入していた」とのコメントもあった。
そして、9月に入り大型株中心に買い戻しが強くなった。特に金融株・主力株と時価総額の大きい銘柄中心に上昇が始まった。この動きも2013年の初めと同じような、外国人投資家特有の買い方でした。
主力銀行株が大きく上昇。それにつれて内需(不動産・建設・小売)なども上昇、ここ最近ではみられなかった動きを演じた。
やはり、外国人投資家の介入です。
ロット勝負で商いが出来る銘柄を物色する姿勢です。国内勢には出来ない売買方法です。上値を積極的に買う姿勢。これは外国人投資家特有のスタンスです。
今週に入っても、テクニカル的にはかなり過熱感が台頭している(サイコロ11勝1敗。騰落レシオ125ポイント前後まで上昇)。それでも買い続ける姿勢。国内勢では考えられないことです。
外国人の強烈さを今更のように考えます。外国人投資家はやはり凄いと…。
ただ、今はやり過ぎの反動も考えられる。
FOMCも通過し、材料も乏しくなり、ここ8月末から上昇した世界の株式市場、多少の一服があっても良い時期になっていると考えています。
「休むも相場」なのです。
(大魔神)
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