9月相場はちょっと変化の兆しが出ています。
トランプ大統領は第四次制裁関税を発表しました。
8月相場は波乱含みの1ヶ月間でした。3度にわたる下落を演じました。
日経平均は8月6日、20110円示現し、8月15日、20184円を示現しました。そして8月26日、20173円と3回の大きな下げを演じました。
その間、この8月は連日新安値銘柄が続出し、昨年暮れの日経平均が18900円台の水準時よりも大きく下落し、底割れ状態になった銘柄も数多く見受けられました。
特に三度目の26日に新安値を付けた銘柄が多く、この日に個人投資家の中で脱落者もかなりいたとおもわれると証券関係者の方が語っていました。
また、マザーズ市場はこの26日を境に3連続大きく下落、投げ売り的な状況になっていたようです。
そして、この9月相場は、米中両国が1日をもって関税引き上げを実施、その流れから東京市場も下落して始まるものの、8月31日大きく反発したこともあっての軽い調整で始まり、ここ数日は下値も堅く、小幅続伸で推移していました。米国市場が2日休場で明けて3日は1%以上の下落を演じたものの、東京市場は売り先行後、引けではプラスに転じました。
ドル円相場も円高傾向にあるにも関わらず、下値を買う動きが見られました。
欧州系のロング資金が、東京市場はかなり割安に放置されているとの認識もあって、一部日本に資金流入しているとも囁かれています。
また、米系の大手証券も年後半はリスクオンの動きが出るとレポートでも指摘しています。
個別銘柄においては、新安値銘柄がかなり出ていたが、東京市場はこの8月相場においては、売り叩かれながらも2万円を守り、ドル円相場においても東京時間で105円台を守りました。
この動きがちょっと意味深いものがあると考えます。テクニカルで言うところの3点底を確認したと見ることが出来ます。
依然と不透明感が続きますが、前から申し上げているように、分からない時は「相場は相場に聞け」です。株式市場が2万円を割らないことは、目先的にも底入れ感が出て、買い戻しが入ってきたと見ております。
個別でも9月に入ってから、叩かれ銘柄に買い戻しが多く見られ、水準訂正的な流れがあるようです。
変化の兆しが出てきたと、期待しています。
(大魔神)
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