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有料メルマガライブラリから(294)「強いファンダメンタルズの企業を選び押し目買いを狙う」

2019/06/20 16:56 投稿

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「強いファンダメンタルズの企業を選び押し目買いを狙う」=
 (有料メルマガ第436回・2017/6/13配信号)

※2017年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。

(前略)


 私が自分の株のポートフォリオに入れる銘柄に関しては、短期戦に向いている銘柄から長期戦を意識した銘柄にシフトする形で、ポートフォリオの守りを強めています。


〇短期戦銘柄か長期戦銘柄か。

 一番良いのは短期でも長期でも有望な銘柄だと思いますが、そのように都合の良い株はなかなか見つからないので、どちらかにウェートを置いてポートフォリオを再構築しています。

 その株に投資する理由はいろいろあります。私も優待族ですが、優待族として考えると年間に確保する優待の数を増やしたい。資金は限られるので上手に優待を確保したら、利喰いして他の優待銘柄に投資する。それで獲得する優待の数を増やす。

 だから、どちらかといえば、なるべく短い投資期間を想定して、なるべく効率的になるように投資して短い期間に配当や優待をゲットして、おまけにキャピタル・ゲイン(値上がり益)までいただいて、さっさと勝ち逃げするという作戦を取ることも良くあります。優待族の中には信用取引まで利用して優待タダ取りで優待数を増やすことを狙う人も多いです。

 しかし優待取りの短期戦を繰り返すと、自分の資産を大きく成長させていくための有望な企業の株を少しの利益で手放して、次の年にまた同じ企業の優待を取るためには、売った値段より高く買戻し、また少し儲けて売るようなことになります。

 こんなことを繰り返すと数年で数倍に上がる株の、値上がり益のほんの一部をカジるだけで、本当に大きな値上がり益を取りそこなうことにもなりかねません。そう考えて私は魅力のある、絶対欲しい優待銘柄は売り買いしないで、黙ってホールドするようになりました。


 例えばNSD(9759)の例を取り上げます。
 私はNSDを優待欲しさに、つまり優待の魅力だけで5年以上もホールドしたままにしています。
 5年前(2012年2月3日)の終値は644円でした。その後無償増資を行って1株⇒1.1株になっているので株価を調整すると586円です。

 このNSDの株価は、現在は2000円を超えてきました。
 6月9日の終値は2040円です。

 余談ですが、NSDのように株数を増やしても投資期間が長くなっても貰える優待が増えていく優待株では、貰える優待を増やすだけの目的で、持ち株数を増やす投資作戦も成功することがあります。

 私は今年の3月の配当のみの権利日の前後で、100株ずつNSDの株を買い増して、9月に200株の優待(⇒3年以上で4000円のカタログギフト)を取るという欲張り作戦を実行してみました。

 NSDが有望なIoT銘柄だと感じたことも、このはしたない作戦を実行した理由です。

 NSDの3月の配当44円を取る分として、権利日前に1705円で100株を買い増し、権利落ち後に1672円で100株買い増し、優待2口に関してランクアップしました。

 結果は運が良かったことが大きいのでしょうが、株価は2000円を突破して、もし売れば200株で6万円以上の利益になります。しかしNSDは過去5年と同じように、今後の5年間も上げ続ける可能性が高いと感じている企業なので、持ち続ける計画で臨んでいます。

NSDの優待のページ。
https://www.nsd.co.jp/ir/treat.html

※編集部注:NSDは、2019年6月18日現在終値3,180円となっており、石川臨太郎氏の長期保有の判断が正しかったことになります。


 優待つまみ食い投資は損をすることも多いという話に戻します。
 NSDのような企業の株を優待だけを狙って9月前後だけで売り買いすると、5年間で4倍になるような大きな利益を取りそこなうことになってしまいます。
 株式投資という経済戦争で大きな成果(⇔資産を増やす)という目的を達成するためにも、個別の戦闘(=株の売買)で、勝利(=利益)を積み重ねていくことが必要になりますが、小さい勝利を積み重ねるよりも、長く寝かせて大きく稼ぐ作戦は、実はとても有効な場合も多いです。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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●第4号(4/9配信号)より

 研究銘柄として取り上げられた250社(重複を除く)の中には、TOBなどにより上場廃止となったものがいくつかあります。その数は、なんと22社。研究銘柄の約9%が、研究銘柄として取り上げられた後に上場廃止となっています。
(中略)
 ご覧のとおり、上場廃止となった研究銘柄の多く(22社中16社)は、2009年から11年の間に研究銘柄として取り上げられています。
 この期間は、世界的に景気が軟調で、いわゆるアベノミクス相場の前でもありました。このためか、この時期に選ばれた研究銘柄の多くは、いわゆる割安銘柄であり、結果としてTOBやMBOのターゲットになったと思われます。

 興味深いのは、上場廃止となった研究銘柄のほとんどが、石川さんがメルマガで取り上げてから2~3年経過していることです。このため、現在から2~3年前に研究銘柄として取り上げられた研究銘柄は、もしかしたら、そろそろTOBなどで上場廃止になるかもしれません。

 そこで、ここでは次の基準に該当する企業を「上場廃止候補」研究銘柄として取り上げてみました。
(後略)


●第6号(4/23配信号)より

 後ほど、「2)選んだ理由の箇条書き」を整理するとわかることですが、研究銘柄を選び出す理由の多くは、いくつかの基準に基づいて優良とされるものを選び出す方法(いわゆるスクリーニング)です。このため、研究銘柄を選び出すためのルール(のようなもの)がわかってしまえば、石川さんでなくても誰もが研究銘柄を選び出すことができますし…
(中略)
 箇条書きは、銘柄にもよりますが、少なくとも3つの理由が示され、多いと理由が9つくらいまで増えます。ただ、メルマガを確認すると、記載されている理由は、概ね次のように整理することができます。
(後略)


●第11号(5/28配信)より

 K社の株価は、「生涯パートナー銘柄の研究」で初めて取り上げられた2014年に15%、2015年に7%と、着実に上昇しましたが、2016年には10%以上の下落。ところが、2017年には45%も上昇しました。
 2018年に入っても、K社の株価上昇基調は変わらず、1月下旬には995円まで上昇。しかし2月中旬には825円まで下落し、その後は800円台前半でのもみ合いを続けます。
(中略)
 このように、石川さんはK社の事業価値や資産価値に自信を持っており、株価下落に対して狼狽えることなく、むしろ割安感が増したと判断しています。
 その後、K社の株価は、石川さんの見立て通り、上昇基調を取り戻し、6月には1,000円を超える水準に達しました。
(中略)
 仮にK社の時価総額が、同社が保有する金融資産と賃貸等不動産の含み益の合計に近づくと想定すれば、K社の株価は67%程度の上値余地があることになります。
(後略)


●第12号(6/4配信)より

 今回は、最終回として、あらためて、石川臨太郎さん、とは何者?(笑)なのかを整理したいと思います。
 今回の整理をきっかけに、読者の中から「第2の石川臨太郎」が生まれてくれると(私としては)大変うれしいです。
(後略)



第1号目次
 ■有料メルマガで取り上げられた企業数
 ■メルマガで一番取り上げられた企業は?
 ■3回以上取り上げられた企業をすべて紹介

第2号目次
 ■石川さんは化学好き?~研究銘柄を業種別にみる
 ■石川さんは意外と大企業嗜好?~研究銘柄を市場別にみる
 ■石川さんは中型が好き?~研究銘柄を時価総額別にみる

第3号目次
 ■生涯パートナーの絶対条件!~研究銘柄を自己資本比率で整理する
 ■赤字企業は嫌い!~研究銘柄をROEで整理する

第4号目次
 ■低利益率でも大丈夫?~研究銘柄を営業利益率で整理する
 ■上場廃止銘柄を確認する

第5号目次
 ■まずは確認~メルマガの構成
 ■研究銘柄の語り方
 ■創業時期などの沿革、事業の紹介
 ■株価や業績の変化

第6号目次
 ■研究銘柄の語り方
 ■「研究銘柄に選んだ理由」の構成
 ■常に現状をチェック~研究銘柄として選んだ銘柄の最近の動向
 ■株価下落リスクを可能な限り避ける試み~選んだ理由の箇条書き

第7号目次
 ■研究銘柄を分析する手順
 ■研究銘柄の資産価値の定義
 ■研究銘柄の資産価値と時価総額との比較
 ■研究銘柄の事業価値の計算方法
 ■研究銘柄の事業価値を定性的に考える

第8号目次
 ■コラムの内容を整理
 ■同じタイトルのコラムが続く
 ■石川さんと「メンタル」の関係
 ■石川さんが語る「夢」の効用
 ■儲けられない投資家

第9号目次
 ■石川さんが考えるインカムゲインの「あるべき姿」
 ■石川さんが考える「生涯パートナー銘柄」
 ■石川さんの投資哲学は戦闘?
 ■株式投資における戦略、戦術、戦闘力
 ■インカムゲインを一気に確保する戦闘

第10号目次
 ■前期(19年3月期)は25%の減益
 ■20年度からの3カ年の中期経営計画
 ■株価の推移と石川さんの見方(勝手な予想)
 ■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(1)割安度
 ■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(2)業績予想の保守性
 ■石川さんの視点を使ってA社を分析する~(3)業績が伸びると増配
 ■A社のM&A戦略

第11号目次
 ■K社の事業内容
 ■株価の推移と石川さんの見方
 ■3期連続で最高益を更新
 ■石川さん好みの中期経営計画
 ■K社の資産価値
 ■K社の株主優待

最終号(第12号)目次
 ■石川臨太郎のメンタル
  ○個人投資家が身に着けるべきこと
  ○株式投資と自動車運転
  ○自分を知る
  ○過去から学ぶ
 ■石川臨太郎の投資哲学
  ○株式投資の目標
  ○責任を取る
  ○過去は変わる
  ○インカムゲインに対する考え方
  ○リスクに対する考え方
  ○石川さんが考える「生涯パートナー銘柄」
 ■石川臨太郎の投資手法
  ○研究銘柄の条件
  ○投資資金の上限
  ○株式投資=戦争
  ○株式投資における戦略、戦術、戦闘力
  ○企業の本質的な価値(資産価値と事業価値の合計)

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●申込要項

 これは全12回限定の企画です。
 お申し込みいただくと全てのコンテンツをお読みいただけます。

購読料:9,720円(税込)
    3月19日~6月4日配信分(12回)


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