株式市場は、楽観した時に大きく変動しますね。反対に市場が総悲観した時に、新たな相場が生まれる。
アメリカの著名な投資家ジョン・テンプルトン氏の言葉に「相場は悲観の中にうまれ、懐疑の中で育ち、羅漢の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」とあります。厳しいお言葉ですが、ここ今年前半の相場はまさに、この格言通りの株式相場であったようにも感じられます。
10連休明け、新年号「令和」が始まって3連続下落(平成最終日を入れると4日続落)しており、お祝い気分もなく売り、売りの相場になってしまい幸福感もない状況になってしまっているが、先の格言にあるように、悲観の中から相場が生まれる。
米中の貿易協議は9日より始まる。
トランプ大統領が10日から中国製品の追加関税を引き上げる発表しているが、この協議次第では硬化した態度も一変する可能性もある(トランプ大統領はなかなかのビジネスマンなので…)。
その意味でも、10日は株式市場の今後を決める重要な日になるでしょう。
ただ、株式市場はある程度悪い結果になるだろうと織り込みつつ推移していると考えられるので、どちらの結果が出ても、来週は大きなチャンスがあると考えています。
今年は1月から巻き戻し相場が始まっているが、2月初旬・3月の初旬及び3月終盤での25日移動平均を割り込み、テクニカル的には下落傾向を示すが、何度も切り返しの動きを示した。
また、75日移動平均を一時的に下回る場面はあるものの、その時点から巻き戻し相場を度々演じた。その観点からテクニカル的にも10日の動きは大きなポイントです。
上げるか?下げるか?で大きな分岐点になります。
半面、市場の動きに反して、今は決算発表真っ盛りです。
個別では好決算銘柄は微動だせず、しっかりとした動きを示している銘柄があり、例として「シミック・2309」「CIJ・4826」など決算発表を機に上昇している。
市場内では、指数を落ち込んでも生きている銘柄はある。今こそ、決算内容を再点検して、好調な企業への投資チャンスでもあります。
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(大魔神)
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