今年に入ってから、「FPの学校」という
https://fp-sc.com/?_ga=2.3398774.799109951.1555467491-1243053241.1547608905
FP向けの外部講座を担当することになって、改めてパーソナル・ファイナンスについて受講生に教えるためにテキスト化しています。
また、作成しているテキストは(私が作るので)、社内のスタッフ向けにも研修のテキストとして利用しています。
その中で、改めて感じたのは、ファイナンシャルプランナーの多くの人がパーソナルファイナンスの知識を、体系づけて理解していないという事です。
パーソナルファイナンスというのは、個人(家計)のファイナンスですのであくまでもファイナンス理論に基づいて体系化できる考え方や手法です。
しかし、ファイナンシャルプランナーの資格試験が
・幅広い分野の知識(暗記)偏重型の試験である
・実務に入ってからも、ファイナンスを学ぶ機会が少ない
という理由もあってか、有資格者の中でもしっかりと理論を体系的に身に着けている人は少ないなという印象を持っています。
具体的には、企業のファイナンスでは、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書が財務3表と呼ばれ、基本になります。
もちろん個人(家計)のファイナンスでも、この財務3表が基本となることは同じです。
しかし、個人のパーソナルファイナンスの相談をしているときに、しっかりとこの財務3表を持って議論を展開している現場を私は自社以外であまり見たことがありませんでした。
そこで今回は、財務3表の中でも最も中心的で基本となる個人バランスシート(貸借対照表)の理解を中心とした講座テキストを展開しています。
テキストを作っていて面白いところは、自分が無意識に行っていることについて理論的にどのような意味があるのかをしっかりと考えながら記述できるところにあります。
こちらが、もう意識的に考えなくてもできるようになっていることを
「なぜそのようにする必要があるのか?」
と理由を言語化できるまで落とし込んで考えなければ、テキストが作成できないのです。
もしも、みなさんがこれまで個人(家計)のバランスシートを作成したことも見たこともないということであれば、ぜひ一度作って見られると良いと思います。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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