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リスク高い赤字企業への投資

2019/04/19 16:44 投稿

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 黒字企業、立派な企業、納得のいく企業への投資が当たり前とは言いながらそれでは黒字だからと言ってどこまで投資家の期待に応えてくれるのかは分からない。
 成長指向の黒字会社に交じって赤字で継続疑義がついている企業も市場には数多く存在している。その中には調べれば大化けの可能性を秘めている企業もある。売り込まれた赤字企業の株に特化した運用だって存在意義はどこかにあるという考え方も成り立つ。

 投資家の投資スタンスも千差万別。
 安定した配当を株主に行う企業もあれば無配のままほったらかしの企業も存在する。同じ赤字企業でも原因を理解すれば投資家は納得する。

 創薬ベンチャー企業が赤字なのは研究開発にお金がかかるから。赤字幅は勝手に大きくなり、更なる資金調達に追われる創薬ベンチャーの姿は日常茶飯事。当り前の世界だというのは投資家にとっては周知の事実。似たような事例は研究開発型の企業や先行投資型の企業にも見出せるが、創薬ベンチャーは新たなスポンサーがついたりするので良いとしてもそれ以外は資金が枯渇すると倒産の憂き目に遭うからキャッシュをため込んでいないと不安だというのは当然の話だろう。


 何も敢えて赤字の企業に投資などしなくても良いだろうにと言われる一方で一定の株価水準に落ち込んでしまった赤字企業に前途の明るさや希望の光が見えているのであれば投資しない手はない。諦めの境地で売りを出す投資家の受け皿となった長期スタンスのファンドもあって良いだろう。

 赤字企業専門ファンドが選びそうな目先つぶれそうにない創薬ベンチャー以外でコード番号の若い順に無作為に17の銘柄だけを列挙してみた。

 一部の銘柄を除いて大半が赤字続きの銘柄で、いつつぶれてもおかしくないような継続疑義のあるリスキーな投資対象とも言えるが、事業展開としては場合によっては大化けの要素も含んでいる。その中からはできるだけキャッシュリッチな銘柄を選んでいくか適度なリスク分散、ポートフォリオ構築が求められているように思われる。


1.第一屋製パン(2215)時価1026円
  前12期の営業赤字に続き今期も赤字が残る。豊田通商傘下で再建中

2.ソフトフロントHD(2321)時価109円
  前期末債務超過解消、その発表後に商いを伴い高値141円をつけたが、その後は反落の動き。

3.ビットワングループ(2338)時価368円
  仮想通貨事業が頓挫し再建中。

4.KG情報(2408)時価427円
  前期赤字転落、今期1Qも赤字継続だが、通期は黒字の計画。

5.フュートレック(2468)時価539円
  音声認識技術、顔認証技術

6.フルッタフルッタ(2586)時価380円
  アサイージュース主体 今期で4期連続赤字

7.ボーソー(2608)時価1285円
  時価総額19億円 コメ油トップ企業 今期で2期連続赤字

8.ベクター(2656)時価394円
  ソフトバンクが筆頭株主 19日決算発表、オンラインゲーム事業譲渡

9.ピクセルカンパニーズ(2743)時価265円
  カジノ向けゲームマシン開発、太陽光発電支援

10.三光マーケティングフーズ(2762)時価392円
   居酒屋チェーン 2期連続の営業赤字

11.新都HD(2776)時価123円
   カジュアル衣料卸売り 長期連続赤字

12.ユーグレナ(2931)時価718円
   今期で2期連続大幅営業赤字 バイオ燃料実証プラントへの投資拡大

13.マーチャントバンカーズ(3121)時価338円
   前期赤字、今期は黒字化見込む、ブロックチェーン関連

14.山王(3441)時価778円
   水素透過膜事業に関心高まる中で今期赤字転落を発表し株価売られる
   メッキ加工会社ではあるが、業績のメッキが剥がれた感あり

15.ロコンド(3558)時価1270円
   12日に本決算発表、前期は8億円余りの経常赤字、今期はトントン見込む

16.田谷(4679)時価625円
   直営美容室全国チェーン 長期経常赤字続く

17.アクセル(6830)時価518円
   描画表示、音源用LSIのファブレスメーカー 65億円の現預金保有
   今期先行的なR&D投資とパチンコ業界の停滞で大幅経常赤字に転落


(筆者はこのほか上記も含めて約70社程度の赤字企業の中から3年程度の期間で高い成果につながりそうな5つの銘柄を選出しております。それを本日の有料メルマガで報告することにしておりますので購読のほど宜しくお願いします。)
 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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