今週(4月8~12日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で63円6銭上昇し(率にして0.3%の上昇)、2万1870円56銭で取引を終えました。2週連続の上昇です。
週初の8日(月)は前週からの世界的な株高の流れを受けて、朝方買われる場面がありましたが、利益確定売りに押されて大引けは小反落。
その後、11日(木)までは、半導体関連株が買われる一方、トランプ大統領の発言から米欧貿易摩擦拡大懸念もあり、一進一退の動きとなりました。
週末12日(金)は、良好な決算を発表したファーストリテイリング(9983)が買われるなど、日経平均株価は前日比159円高で引け、18年12月5日以来の水準を回復し、年初来高値を更新しました。
来週は15(月)~16日(火)に、米ワシントンで日米物品貿易協定(TAG)の初会合が開催されます。米国の出方がどうなるのか、米国相場も模様眺めでスタートするものと思います。
異例の10連休が近づいていることも、投資家の様子見姿勢につながりそうです。
ただ、中国の3月の製造業PMIの改善は、中国景気の底入れ→欧州、日本の景気回復→米国の景気減速に歯止め、といった期待を高めています。
個別に好決算を発表した銘柄を素直に評価する展開が続くと思われます。
(水島寒月)
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